wazaar ファーストペンギン

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infotopは「ファーストペンギン」へ、そしてWazaarはいずこへ?

2015年10月25日

インフォトップの社名変更で思う

株式会社インフォトップは、平成27年11月1日より社名変更となります。
この記事をご覧になっているタイミングによっては、
とっくに変更後のことかもしれませんが・・

新しい社名は株式会社ファーストペンギン

ファーストペンギンの本来の意味は、天敵であるシャチなどが
潜む海へ果敢に、最初に飛び込むペンギンのこと。
つまり、未開の市場への挑戦者というような意味合いでしょう。

ただ私は最初、ファーストフードのチェーン店のようにも感じました(笑)
また、金融系商品を扱うお店のようにも思えまして、
いずれにしても情報商材を販売する企業への連想は難しいですね。
でも、それは意図したものだと思われます。

こういった変化はもちろん理由あっての話になります。

社名を変更することは企業活動上、大きな節目にもなり
大抵の場合リスクを抱えることにもなります。

しかしリスクとメリットとを比べて、得られるメリットのほうが
はるかに大きいと判断してこうなるのは間違いないと思われます。

いずれ、社名変更に伴う事情が徐々に明らかにされるかもしれませんが、
名前が変わることによって誰もが受ける印象というものがあります。

それは・・・

[font size=25 color="red" bold=1]ネット上のビジネスにおいて名前が変わる
=別人として受け止められる
[/font]
簡単に言うなら、イメージチェンジです。

「インフォ」という文字が無いだけで全然違ったイメージになりますね。
インフォトップを買収したアエリア側の経営判断に
なろうかと想像が難くないわけですが、
ではなぜ?

なぜイメージチェンジしたいのか?

もともと情報商材に対する世間一般の目は厳しいものがあります。
要するに、買ってみるまではわからないという胡散くささが
常につきまとうので、購入者から見ると不安材料が払拭できない。
しかも高額である。
しかし一方で、人の知らない裏ワザなんかであっという間に
楽して稼げるのではないか・・・こういったかすかな期待もあって
思わず購入してしまいます。

しかし、世の中にはそのようにマニュアル通りにやって
あるいは何も考えないでツール(ソフト)を使って・・・
こういった考え方で大金を得られるわけがありません。
そんなことはない、と思う方は甘すぎです。
ただし、ネットという場はリアルな仕事に比べると
はるかに楽であることも否定できませんが・・・

ネットでなんとかお金を稼ぎたい初心者、
自分ではそう思っていないかもしれないが実は
販売者から見ると「情弱」と呼ばれる人たちの弱みに付けこむ
このスタイルから逃れられません。
結果、ますます胡散くささを消せないというのが
この業界の特徴にもなっているわけです。

特に塾形式のインフォ系教材は30万円弱~年間で120万円超
の高額なものまでさまざまに販売されています。
名がよく知れた教材販売者の中には;
「客にはファンタジーを食わせておけ」
と発言している人も少なからずいて、これだけでその目的や
商材の中身についても推して知るべし・・・
となるわけです。
(私がこのように書くと、本当のことをバラすな!
 とお叱りを覚悟しています)

こういったように世間一般でなんとなく通説のように
いかがわしさがあると思われる中で、会社の将来の成長を
どこに向かって進めていくべきか考えると・・・
経営幹部は相当に悩んだはずだと思います。

で、私はこのイメージチェンジをせざるを得ない一部の
理由にインフォトップ子会社として2015年9月にサービスインし
10月にはサービス停止に追い込まれたWazaar(ワザール)の
存在が無視できないと考えています。

Wazaarとそのサービスに期待していた理由

Wazaar(ワザール)は、アメリカで始まったストリーミング動画配信による
教育サービスであるUdemyをモデルにして
その日本版としてスタートしました。

実は私は、この記事を書いている最中に新しい動画教材を制作中です。
(年内目標にリリース)
深い思考法に関するもので「科学」と「実利」の面から
私自身の30数年間の企業活動を通じたノウハウ集大成となります。

以前に、あるベンチャー企業を買収すべきか、それとも
新しいベンチャーを興してビジネスを広げるかといった
経営課題に対して、San Jose市(通称このあたりシリコンバレー)で
戦略コンサルファームと3ヶ月にわたり顔を突き合わせた
合宿生活を通じて脳に汗をかきまくり仕込んだ戦略思考ノウハウです。

この経験をベースに某企業内でGM(=ゼネラルマネジャー、
100人程度の部下を持つ事業部長クラス)候補生向けの教育教材を
仕立て、2013年から運用していたものを、全くの初心者からでも
仕事に生活に使えるようにゼロクリアで作り直しております。

当然ながらアフィリエイトでも鬼のように使えます(笑)

インフォトップで販売している商品は私にはすべて
アプリに思えてならず、今度発表するのは「OS」にあたるものです。
当然ながら、インフォトップでは誰も作っていないノウハウです。
そしてほとんどの人が生涯知ることがないと思うようなトップレベルの
プロの問題解決ノウハウであり、一方で生涯ご自分で磨きながら
使い続けることができる代物です。

商品化する理由は2つあって;
まず、当ブログでも何度も主張している通りなのですが
・・・
[font size=25 color="" bold=1]ネットビジネスでもしかり、あらゆる問題解決には
「自分の頭を良くする」以外に無い[/font]
ことを確信しているからです。
このことに競争はなく、自分との戦いに帰着します。
提供するノウハウがOSにあたるもので、
どんな仕事をするにも一番効果が高い根幹部分を
伝えていきたいと強く思ったからです。
因みにマインドセットなどという
低次元の話とはまったく無関係です。

もうひとつは、
インフォ系教材の中にはびっくりするくらいの本物がある
ということを伝えたいと思っているからです。

準備ができたら当ブログでもアナウンスします。

この話ですが、実は当初Wazaarでの販売も視野に入れておりました。

なぜかというと、販売スタイルがUdemyを模倣しているため
クリーン、商品の透明性が担保される仕掛けになっていたからです。

どういうことかというと、購入者は最初の部分を
「無料視聴」できるため、どのような商品なのか
言ってみれば立ち読みして購入できるわけです。

これだけで胡散くささという、私が毛嫌いしている部分が
相当に薄められ、購入者も納得してから決断できるという点が
私の商品と販売ポリシーにぴったりだと考えたためです。

そういった意味で、Wazaarには相当期待しておりました。

Wazaarのサービス停止について

2015年10月22日にWazaar (ワザール)日本法人代表の峯山さんから
一通のメールが届き、それがサービス停止についての内容でした。

実はサービス停止が正式にアナウンスされる前も
サイトがメンテナンス状態となっている状態が続いておりました。

峯山さんからのメール抜粋すると;

(中略)実は、サービス開始後、システム上でのバグの修正を繰り返しながら、
なんとかこの1ヶ月間運用を続けておりましたが、
さらに、システム上の重大な問題があることが分かりました。

そのため、皆様から頂いたお声も十分考慮し、
サービスを休止せずに運用していく方法を
スタッフおよび外部有識者の意見も伺いながら、
繰り返し、何度も検討をして参りました。

Wazaar(ワザール)と致しましても、
数千万円を投じて開発したシステムでしたが
思い描いていたものとはかけ離れており、
継続して本システムのバグの修正を
繰り返しながら、使い続けるよりも、
長期的な視点での運用とシステムの安定性、
Wazaarの方向性とサービスの向上を考えますと
その場しのぎの修正を繰り返していては、
結果的にWazaar (ワザール)ご支援者、
ご利用の皆様方に多大なる迷惑をおかけしてしまう
可能性があるということで、
非常に苦渋の判断ではありますが、
現行のシステムの利用を停止し、
新システムの開発に着手する決断をいたしました。

サービスインからわずか1ヶ月の出来事でした。
残念ですが、これは[font size=20 color="" bold=1]プロマネ(プロジェクトマネージメント)の不在[/font]
そのものだな・・と感じた次第です。

Wazaarクラスのシステムであれば、峯山さんの言葉通り
数千万円はかかるのが常識と相場観のある人ならすぐにピンときます。
ここで数百万円でできたと言われると、まず信用できませんし
むしろ1億円以上かかっても不思議でも何でもありません。

システム開発を請け負った会社のプロマネ、そしてそれを管理・監督する側の
Wazaarのマネジメントの両方とも甘いためにこうなったのだろうと
推測しています。
仕事としてはアマチュアのやり方でした。そしてそう思うわけもあるのです。

実を言うと9月にサービスインしたWazaarのサイトを
何度もチェックしたのですが、私自身は制作中の
動画教材をWazaarから販売する気持ちがあっという間に
完全に萎えてしまっていたのです。

なぜかというと、
まず、サイトの作りがデザイン含め全体的に素人ぽい。
洗練度がまるで足りないと思えました。
いろいろなボタンをクリックして、顧客導線など
細かいチェックもしましたが、すべてレベル的には
とてもプロが作ったものとは思えませんでした。
つまり考えておくべきことがあまりに浅い
・・・そう思わざるを得ませんでした。

もうひとつ致命的とも言えるものが
商品としてリリースされていたもののレベルがまた低い・・・
ありふれた情報商材の単なる横展開・・・
私には全体にそのように受け止めました。
なんというか、「品格」がサイトからまるで感じられないのです。

忌憚のない意見をズバリ言わせてもらうと、
このお店と並べてある商品と同じ陳列台に
自分の商品を並べるのはヤダな。。。

そう感じておりましたので、システム問題が
なくても当面は見合わせるつもりでした。

Udemyでもなく、Wazaarでもなく、ファーストペンギンを選ぶ理由

Wazaarでないなら本家のUdemyではどうか?

こちらは黒船としてアメリカから参入し、
教育大手のベネッセが国内でのスポンサーとなっています。

私はUdemyについても徹底して、
どのようなメリット・デメリットがあるか
サービスの詳細など調べてみました。

ところがUdemyサイトでは、なかなか詳細がわからず
電話で直接、何度も確認しました。

で、結論から言うと
Udemyもまだまだ私にとっては使えるプラットフォーム
ではありませんでした。

実はサポートフォームで最初に不明点を問い合わせたところ
2時間程度で、アメリカ人サポートメンバーから
返事が来て、これは早いな!と感心しました。
これは時差の関係もあって、国内Udemyの営業時間外でしたが
ちょうどアメリカでは営業時間帯であるということが
大きかったのでしょう。

ただ、日本語回答が自動翻訳されたもので
非常に理解しずらい面があるのですが
それについてなんとかしてくれと依頼しても
同様な自動翻訳が続き、それでもなんとか意味は
こういうことだな、と理解できました。

そして念のために日本語の電話サポート窓口へ
お宅のサポートメンバーからこういった返事が来たが
間違いないか?と聞いたわけです。

そうしたところ、実は大間違いでした(^^;)
Udemyでは本場アメリカのサービス内容と
日本のそれではまったく違うのですね。

例えば販売者のための利益はアメリカの場合、
50%~MAX97%までやり方によって変動するのですが
国内では30%しかありません。

残り70%はUdemyとベネッセが山分けするとのことですが
これで納得できる販売者はそうそういないだろうと思います。
強力な集客活動とかを代行してくれるなら
納得できずともある程度は理解できますがそれもありません。
また国内のUdemyではアフィリエイトはできません。

ここで思ったことは、Udemyシステムそのものに
販売者としてメリットがあるとすると海外へ同時発信できるという面ですが
このためには教材やサポートも英語でやりとりできないと
意味がありません。

それでも利幅がアメリカ本土のものと比べ、あまりに小さいことと
アメリカサポート体制と国内のサポート体制がごちゃごちゃになっていて
多少の混乱はあったとしても、回答内容がまるで異なることに
不満と不安を感じました。
ベネッセだから、と期待していたのですが現時点では期待ハズレでした。

ということで、購入者・アフィリエイター・販売者それぞれに
対してもシステム的な運用について心配することがない
ファーストペンギン(旧インフォトップ)を使って
進めていく、というのが当面の販売方針となります。

最後にWazaarの復帰(2016年春のようです)、そして
Udemyへはサービス体制見直しと販売者が出してみたいと
感じるような利益体系の整備を期待しております。