メディア 坂田智康 日記

ビッグデータ(Big Data)で変わるネットビジネス

ビッグデータ(Big Data)という言葉を最近しょっちゅう

目にするようになりました。

これ、この先の時代を占う重要なキーワードです。

占うというよりはむしろ、予言しているといっていいくらいの

インパクトを持った単語でもあります。

ネットビジネスにも激甚の衝撃波が襲ってくると

私は予感しています。

おそらく今普通にこれがネットビジネスだ、と思っているものは

ことごとく真逆な発想を強いられるだろうという予感があります。

Big Data

Big dataとはWikipediaによると、

「市販されているデータベース管理ツールや従来のデータ処理アプリケーションで処理することが困難なほど巨大で複雑な データ集合の集積物を表す用語である」

とありますが、これではピンときませんね(^^;)

気象データや海流の動きとか、いろいろあるでしょうけど

身近なところに応用が広まりつつあります。

ビッグデータがもたらす例

まず一例として、よく言われるように渋滞が減ることが期待できますね。

もちろんインフラがもう少し整うことも必要ですが

例えばここで事故があったのでこのルートで、といったような

状況によって変化するのは当然としても

交通量の膨大な蓄積データから、誘導経路の案内も

動的に変化しながら車一台ごとに最適なものが提供

されるとか、ナビが進化とともにビッグデータから

提供される情報に基づいてダイナミックに経路も

ベストなものが自動選択といったようなことです。

また別の例として、コールセンターなんかがわかりやすいです。

コールセンターに人を配置するとき、こういった日、こういった時間では

多くするというのが主に経験則と手持ちのデータに基づいて

行われているのが実態です。

例えば五十日、雪の日、平日の昼休みとかはたくさん配置している

といったようなことがあるわけです。

このような扱いをビッグデータをもとに運用すると

顧客のデータとともに、気象状況、SNS、イベントの有無とか

いろいろな複雑なデータを絡めて最適な配置ができるように

なるわけですが、簡単に言うと顧客業務の超効率化が進むわけです。

次にGoogleやAmazon・・・と聞くとわりと身近になってきますね。

ビッグデータとともに、次に述べるInternet of Things(IoT)

が進むとどうなるか・・・

モノのインターネット(IoT)

(IoT)って顔文字みたいですけど、泣いてるわけじゃないです。

Internet of Things

パソコンやスマホだけではなく、身の回りにあるあらゆるものが

ネットにつながっているようなことを言います。

TVや冷蔵庫、エアコンはもとよりありとあらゆる電化製品が

ネットに参加しているという状況です。

こういうことが浸透するとどうなるかということですが、

個人ごとの生活パターンがネットを経由して収集されること

つながり、それが個人情報云々の論議は別に置いたとして

いつ電源を入れたか、どんな番組が好みなのか、いつポットから

お湯を注いだか、どんな食べ物が冷蔵されるのか・・・とか

丸見えになってくるわけです、理屈のうえでは。

例えば家庭のなかで、子供が自分の部屋で観ている番組と

旦那さんが居間で観ている番組に流れるCM、広告も

違ったものになっているということも起こります。

それぞれの嗜好にあわせた、言い方変えると

属性にあわせて広告が個別に流れてくるということも

普通に起きそうです。

今でさえ、例えば楽天やAmazonの広告は使っている

人の過去のアクセスや買い物によって変化するではありませんか。

それが強烈に進歩した世界です。

Googleが一番狙うことはこういったことかなと想像します。

といったことで、何を言いたいかというと、

SEOだとか、ブログアフィリエイトだとか、

スマホのテンプレートだとか、facebookなどのSNSも

なんであれ今やっていることや騒いでいることは

すべて過去の遺物として消滅してしまうかもしれません。

というかそのように割り切ったほうが自分の立ち位置がある

未来を描きやすいと思っています。

ビッグデータとIoTの破壊力はそれほどにすさまじいです。

私はその業界のど真ん中で仕事しているせいもあって

切実にそのことを痛感しています。

今やっていることは間もなく否応なく捨て去らざるを

得ないと割り切ってしまえば、逆に

モチベーションアップしませんか?(笑)