2019年9月21日、台風17号の近づく中国地方に用事があり
トンボ帰りですが羽田⇔米子鬼太郎空港に行ってまいりました。
当ブログでただの日記を書いても意味がありません。
せっかくなので、コンテンツを作り提供している
ネットマーケッター(販売者・アフィリエイター・プロモーター)や
企業での情報発信担当者を意識して私なりの気づきを書いてみます。
雨の水木しげるロード@ 鳥取県境港市
台風17号の影響で、朝からずっと雨が続いている 鳥取県境港市は
美保湾と中海に挟まれたとても落ち着いた町でした。
用事を済ませて、 米子鬼太郎空港から羽田行きまで
無理やり数時間空けてあこがれの鬼太郎に会いに行ってまいりました。
私は、少年時代からゲゲゲの鬼太郎の大ファンです。
どの妖怪もどれひとつとして見たこともない
異様なおどろおどろしい世界に連れていってくれる漫画の中に
驚きと飽くなき興味と、同時に作者への敬意をずっと持っておりました。
NHKの連続テレビ小説、ゲゲゲの女房では水木しげる(以下敬称略)
の奥さんである武良布枝さんの自伝エッセイのドラマ化で
日本中の老若男女問わず知れ渡りました。
鬼太郎の像あたりを起点にして、おおよそ
800メートルくらいの商店街が水木しげるロード。
なんと今では133体のブロンズ像がいたるところに
設置されているということでした。
こういうお店が、この先続くロードの予感を盛り上げてくれます。(↓)
歩道に屋根があって雨の日はありがたい・・・
ピンぼけになりましたがパン屋さんもノリノリです。
(このお店の前では特に女性客多し)
水木ロード郵便局。
官民あげての盛り上げぶりがよくわかります。
それにしてもすごいと思うのは、一人の漫画家の
名前だけではなく、その人の生涯、そして作品の数々にあやかり
これだけ徹底してその世界をロード全体で演出されている点です。
途中雨が小降りになることはあっても、やはり台風接近のおり
降りしきる雨の中、それでも水木しげるロードは大勢の観光客でにぎわっておりました。
水木しげる記念館で圧倒されました。なにに?
ここだけは行ってみたいと思っていたのが『水木しげる記念館』
なんとなく場末の映画館風の構えですが、これもまた
ノスタルジーを感じさせてくれます。
鬼太郎がお迎えしてくれた順路に沿っていくと・・・
あらためて感じたのですが・・・
こんなにたくさんの妖怪がいたのか!?
種類の多さと、それぞれ類似性が無いこと。
よくぞこれだけの妖怪を生み出した・・・と
水木しげる先生に完全脱帽です。
これ(↓)はおなじみ。
これ(↓)はなんだったけななぁ・・・
思わず笑ってしまうほどのキャラなのにど忘れ。
さて妖怪たちの一部ですが・・・
あずきあらい
あぶらすまし
あおにょうぼう
いったんもめん
うみにょうぼう
うわん
おおかむろ
がしゃどくろ
かわあかご
くちさけおんな
こなきじじい
ざしきわらし
しにがみ
しろうねり
すなかけばばあ
ぬらりひょん
ぬりかべ
ねこむすめ
ばけぞうり
ひゃくめ
まめだぬき
みあげにゅうどう
なみこぞう
ぬっぺぼう
ぬれおんな
ねずみおとこ
やまわろ
らいじゅう
・・・
パッと思い浮かべる名前もあるし
そうでないものもあるし
ただ妖怪の名前って、この命名も重要かと思うのですが
どこかひょうきんな、憎めないかわいらしさが潜んでいます。
この名付け親たる水木しげる先生の
想像力とコピーを生み出す力に乾杯です。
年表をみると、少年時代に地獄の話を語り聞かせてくれる
“のんのんばあ”というおばあさんがいたそうで
これに啓発されたらしいですね。
ここで掲載したのは、「撮影OK」となっている場所での
素人写真ですが、詳しくは水木しげる記念館のHPで・・・
(2019年入館400万人達成という大人気!)
鬼太郎の父、目玉おやじがなぜ目玉なのか?
という素朴な疑問も解消されました(笑)
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水木しげる記念館
ようこそ、妖怪の世界へ。境港市出身の漫画家水木しげる氏の創出した独創的な作品を中心に幻想的な妖怪の世界へとご案内いたします。
続きを見る
さて、ここからが本題です。
私は、鬼太郎の漫画に見入ってた子供のころから
そこそこの種類の妖怪がいることはもちろん承知していました。
それでもあらためて、妖怪図鑑そのものともいえる
こちらの記念館内で、その数と種類の多さ、特異性に
ただただ驚きをもって静かに感動してしまいました。
これだけのものを、世界で唯一ともいえる独自のコンテンツ
を生み出してきたその傑出した才能と、
信念と集中に支えられた努力にただただ感激したのです。
これは、これこそが
情報の一次発信者だと痛感したのです。
情報の一次発信者は、そもそもの情報の発信源にあたる人です。
ゲゲゲの鬼太郎をその前にもその後にも
類似の世界を発信した人はどこにもいません。
幽霊や化け物が古くからさまざまに
いろんな形で世界中に喧伝されてきたのは事実です。
それでも一人の頭脳からこれだけの
統一感を伴った摩訶不思議な世界を紡ぎ出した例として
これほどにユニーク且つ超絶に面白い事例は
そうそうお目にかかれるものではありません。
音楽や絵画など芸術分野を始めとして
情報の一次発信者は、探せば世界のいたるところにいそうですが
実際には私たち普通の市民は、ほとんどが一次発信者になりえません。
もともとどこかで生まれた情報、どこかにあった情報を
二次加工、三次加工して流しているに過ぎません。
例えば、書店で並んでいるあまたの本。
これらの元ネタにあたる内容は大抵
どこか別のところにあったものばかりです。
学校の教科書自体も一次情報ではありません。
そこに載っている内容は誰かの発明であったり
誰かの発見したものであったり、です。
参考書となればさらに数次の加工が重なり
いかに一次情報をわかりやすく伝達するかに
注力している存在と言えます。
かほどに一次情報発信者となることは稀であり、
自分は一次情報発信者だと思っていても、それは
ほとんどの場合に勘違いでしかありません。
あなたも私も、水木しげるの真似はできないけど・・・
企業でマーケティングや営業を担当している方であれば
お客さまへの情報提供の難しさを日々痛感されていることでしょう。
いかにして、自分たちのもつ価値(技術、製品、サービスなど)を
お客さまにとっての価値として伝えていくべきか
これに日々、腐心されているに違いありません。
苦労するのは、元ネタ情報にあたる技術、製品、サービスの
定義そのものはできても、それがいかにして
お客さまの利益につながるのか・・・
そのために情報をどう整理して、どう加工して、
しかもインパクトをもって、分かりやすく伝えるにはどうしたらいいか、
・・・こういったことに悩んでいるのがどんな会社であれ
普通であり毎日の悩みであり、同時に売上・利益のネタでもあるのです。
これらの仕事は一次情報発信というものではなく
すでにある情報を元にした二次、三次といった
情報発信に相当します。
またあなたがネット上で何かを発信するとしましょう。
例えばインターネット上で何かを教える、何かを伝えるという
ことを考えてみてください。
その教えるネタは、あなたが加工することによって
ブラッシュアップされたものであっても、ゼロから生み出した
この世にそれまで存在しなかったネタではないはずです。
私自身、ネットマーケッターにおいては
一次情報発信者を誰一人知りません。
ジャーナリストである佐々木俊尚さんは、
毎日あれだけ膨大な情報を発信している彼でさえも
ご自身の立ち位置を一次情報発信者ではないことを表明しています。
私もそうですが、この記事をお読みいただいているあなたも
おそらく99%以上の方は一次情報ではなく、二次、三次、四次、五次・・・
と続く情報加工をして発信しているに過ぎません。
しかしそのことを嘆く必要はありません。
なぜなら、情報は受けとめる人にとって
理解でき、共感でき、納得できる形に整えてこそ
価値が生じるからです。
つまり私たちは、あくまで
誰かのために価値を生み出す仕事
をしているわけです。
因みにこの私のメルマガ教材『メルマガモンスターズ』も
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あなたが価値を生み出すための仕組みをお伝えしています。
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