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曼荼羅チャートの読み解き方~「自分」の壁を知る

新春企画として、以下の「AIバースト完全版 マーケッター曼荼羅チャート」
ご紹介している中で、メルマガ読者様からとても興味深いご質問をいただきました。

なお以下のページは販売期間中のみ閲覧可能ですのでご注意ください。

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AIバースト完全版【マーケッター曼荼羅チャート】
AIバースト完全版【マーケッター曼荼羅チャート】

www.ifrv.net

ご質問とは;

曼荼羅チャートという単語をよく耳にしますが、これは
自分を発見するためのものですか?』

一般的に世間に知られている曼荼羅チャートは、
目標設定シートなどにも活用されるため「YES」かもしれません。

ただし、私が今回ご提供している「AIバースト完全版 マーケッター曼荼羅チャート」
の目的からは「NO」と言えます。

ただ、とても鋭い良いご質問だと思いますので、少し掘り下げてみたいと思います。

「自分探し」をやめる

自分はいったい何者なのか?

という問いは、私の場合30代から40代にかけて、
ただただ忙しい毎日に埋没するなかでいつも抱えていたように思います。

目の前のことに忙しすぎてモノを考えるのが億劫なほどだったので、
逆に内省的に考えることが先々余裕につながるのだと憧れ、
心のどこかで求めておりました。

フランスの画家ポール・ゴーギャンの絵画にある、
<<我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか>>
を眺めながらしんみりと物思いにふけっておりました。

いつの間にかそういう時代も過ぎて、今ではそう考えることさえ止めております。
(ChatGPTに聞けば、気に入るかどうか別にしてきっとそれなりの返事をくれますよ)

考えるのを止めたのは、自分は何者なのか?をいくら考えたころで
唯一の答えなんぞは出てこないからです。

正しくは、納得いく答えが今まで出てきたためしが無いからです。
まぁ考えるだけで、一生という有限の時間を潰してしまいそうです。

この点について、解剖学者である養老孟司さんの
「自分」の壁”は目からウロコの一冊でした!
(なんと先ほどAmazonで見るとシリーズ660万部の大ヒットです)

養老先生は「”自分探し”なんてやめなさい」と主張し、
「本当の自分」を探すよりも「本当の自信」を育てたほうが良いと諭しています。

養老先生のこの本の中で、ご自身も
”そもそも「自分」とは一体なんなのだろう?”
という問題をずっと気にかけていたとの話が出ます。

さすがに解剖学者だけあって、この問題の手がかりとして
「動物は『自分』を持っているのだろうか?」
を考えてみたそうです。

多くの動物は帰る巣、根城をもっていて、例としては
ミツバチですが規則正しく巣に帰ってくる。

なぜそんなことができるのか?

養老先生は、それは頭の中に地図をもっているからだと。

ミツバチに限らず、当然ながら人間も頭の中に地図をもっています。
自宅がどこで、駅がどこで、会社がどこでというのがわかっていて、
だから普段、きちんと会社に行って家に戻れる、というわけです。

続けて、田舎の山にある案内板の話が出てきます。
その山がどんなふうになってて、道はどんなふうにという情報はあっても、
『現在位置』というのが描かれていない。
これでは自分がどこにいるのかわからないので、役に立たなかったという話。

養老先生によると、生物学的な『自分』とは
「現在位置の矢印」であるとのことです。

自分、自我、自意識など結局は、
「今自分はどこにいるのかを示す矢印」
に過ぎないのではないかという結論です。

このことは脳の研究からも明らかになってきている話も紹介されており、
なるほどそう考えると、日々の生活のなかで自分と自分以外を分けている認識も、
なんとなくわかってくる気がする。

自分が今どこにいるのかをしっかり理解することこそ、
結局は自分がなにものかに通じている、そのように感じました。

また学者である養老孟司さんの本とタイトルは似てて
「AIバースト完全版 マーケッター曼荼羅チャート」の販売ページでもご紹介している
人気YouTuberでもある大愚元勝(たいぐげんしょう)和尚の”自分という壁

幸せを邪魔するのは他人ではなく自分自身だというお話です。

大愚元勝さんの本の中に、四諦八正道(したいはっしょうどう)という
ブッダの教えを説いている箇所があり、ここが曼荼羅チャートの発想に
繋がるように感じてご紹介しております。

さて、長々と「自分」「壁」という話題を持ち出したのは、
ご質問の「曼荼羅チャートは自分探しなのか?」
に対しての予備知識として知っておいて欲しかったからです。


自分ではなく他人を知る「AIバースト完全版 マーケッター曼荼羅チャート」

「曼荼羅チャートは自分探しなのか?」に対して、
少なくとも「AIバースト完全版 マーケッター曼荼羅チャート」は
NOだとご説明しました。

ではなんなのか?

というと、自分探しではなく顧客探しです。
もう少し詳しくいうなら、顧客の課題・問題探しです。

さらに言うならば、顧客の課題・問題探しの向こうにある
それらの解決策を見出していくものです。

自分を知ることではなく、他人である
お客さまのことをどこまでも深く考えるためのツール
です。

なにしろ、マーケッター曼荼羅チャートです。
マーケットのこと、つまり市場であり、顧客のことを考えないで
いかなるビジネスも成り立ちません。

私自身が日々重宝しているのは、自分以外の誰かを考えるため、
狭い視野に囚われずに広く、深く相手のことを考えるためです。

鬼の成約率を追及するために、中心にあるのはお客さまのことです。
それが欠かせないことは誰でも知っているはずです。

以下のリンク先は期間限定でしか閲覧できません。

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