2019.8.18追記
前回、"ブラウザのタブ数とPCのメインメモリ容量の関係だとかなりの確率で
これが原因だと行き着きました。"と述べました。
その実証実験の経過報告を追記しました。
2019.5.22追記
2019.5.5追記後の検証として、ブラウザのタブ数とPCのメインメモリ容量の関係だと
かなりの確率でこれが原因だと行き着きました。
その辺りの話を本記事の最後に追記しました。
2019.5.5追記
最初の記事投稿後、クラッシュで一番大きかった直接の引き金は『タブの多さ』でした。
あまり多いケースではないかもしれませんが、タブを60個以上作ることも多々ありました。
シャットダウンせず、PCを閉じて再度作業することをこの状態で繰り返すと
結構な頻度でクラッシュしてます。(現時点でも)
またクラッシュとは無関係ながらアドオン障害が2019/5/4発生し、
こちらの記事でご紹介しました。
こちらの話、かなりマイナーな一見どうでもいいことなんですけど、
最近どうもFirefoxがクラッシュするなぁ・・・
とひそかに悩んでいたところ、ちゃんと探せば答が見つかるものですね。
もしかしたら、同じような悩みを抱えている人がいるかもと思って、いくつか調べて実践した中で一番よかったものをご紹介します。
一番良かったと書いているのは、それまでは1日に1回程度、いきなりCrashが予告なしに起こって参ったなぁ・・・と
思っていた現象が、ピタリと強烈な下痢止めの薬飲んだみたいに止まったからです。
Firefoxがクラッシュする原因
もちろん、すべてのケースが当てはまるとは思えませんが私の場合は
タブの開きすぎ
というものです。
多いときは60個から70個程度のタブをずらずら並べて作業しています。
あっちのタブ行ったり、こっちのタブへ切り替えたりと。。。
この前数えてみたら、スクリーン左端から右端まで70個くらいあって、それ自体に我ながら驚きを隠せないくらいです。
しかし、70個であろうと100個であろうと関係ないではないかとタカをくくっておりました。
だから、それが原因のひとつになるとはさらさら想像しておりませんでした。
Firefoxのクラッシュ対策イチオシ
tabを開きすぎているということは、閲覧履歴数が異常に増加しているという状況につながります。
どうやらこれが、Firefoxにとっては耐えられないようで、いきなりクラッシュして泣きが入る原因のようです。
まるで最近公共の前で大泣きし、ワールドワイドに有名になった元県議のように突発性です、このクラッシュ。
まぁそれはどうでもいいことでして、早速対策です。
かなり細かいところまでの対策など、調べてみたところいろいろでしたがどうやら以下の記事に沿ってやるだけで私の場合は解決です。
対策してもう2週間程度、突発性のクラッシュはなく、タブは70個くらい平気で使っているままです。
その対策のポイントは、閲覧履歴数の上限を設定する、というものです。
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Firefoxが頻繁に落ちる・クラッシュする、、そんな時の対処法 | CEOブログ
タブが多いときほど。。 仕事中、いつも使うブラウザはFirefoxだが、もうずいぶん前から頻繁にクラッシュするようになった。。。 いろいろ調べ物したり、いくつもの業務を並行して作業したりしていると ど ...
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こちらの記事(↑)、必要にして充分な対策がコンパクトにまとまっていておかげさまで助かりました。
ということで備忘録兼ねてのシェアでした。
FirefoxでもChromeでもクラッシュする原因推察(2019.5.22追記)
この記事を最初に投稿した時点ではFirefoxの話だけでした。
実は最近、Chromeでも同じように(場合によってはFirefox以上に)
クラッシュが発生することが続き、その原因と対策についての報告です。
人によって利用環境がバラバラですので
これだけが原因とは言い切れませんが・・・
まず私の利用環境を説明しますね。
私はかなりのPCヘビーユーザーに入ると思うのですが
Firefoxでタブを数十個(30~80個)、そしてChromeでも同様なタブ数
さらにはEdgeやOPERAでも同様数のタブを同時に開いて作業することが多かったのです。
なんじゃそれ?
と思われたかもしれません。
まぁそこまででは無いにしても、ブラウザまたは個別タブがクラッシュする場合には
複数のタブを開いて使っているはず、です。
たったひとつのタブなのにクラッシュする、となると
メインメモリが異常に少ない可能性が大きいです。
先ほど各ブラウザでタブをどんどん開いて
MAX200個くらいにして使うのですけど(私の用途では)
メインメモリは8GB、外部記憶はSSD 512GBでして
まぁ悪いほうではありません。
タブが増え、そのことによって使うアプリケーションも増えると
メインメモリでの容量が足りなくなると、外部記憶との
スワップなど行います。
これが頻発するとどこかでエラーが発生しやすくなり
その結果、クラッシュにつながるようです。
(メモリサイズとタブ数、アプリ数などの相関は不明)
で、何を言いたいかというと・・・
根本解決で一番効くのはメインメモリの容量を増やす以外には難しい
・・という結論に至りました。
家電量販店でさまざまなメモリサイズでタブを多く作り
ちょこちょこ実験し、おおむね仮説が間違ってなさそうと判断し
このたびノートパソコンですが32GB(従来の4倍)を購入しました。
その後、数か月使ってみてタブ200個程度では一度も
クラッシュが発生しておりません。
今後、PCを入れ替えする際に、クラッシュで悩まされていた方は
外部記憶ではなく、あくまで主記憶(メインメモリ)容量が
16GBあるいは32GBなど大きくすることで劇的に改善されると思います。
買い替えのタイミングで是非、思い出してくださいね!
メインメモリ16GBと32GBでの追従実験結果報告
その後、詳しく言うと2つのPCで検証を行いました。
メモリ16GBのDynabookと、メモリ32GBのHP Elitebook850 GSです。
もちろん後者のHPのほうが圧倒的に余裕度がありそうなことはわかります。
(2018年以降のモデルです)
結果として、Firefox、Edge、Chromeでそれぞれ50個程度のタブを開き
そこで動画編集ソフト(CyberlinkやCamtasia Studio)にて動画編集という
かなり過酷な条件ですがクラッシュは一度も発生していません。
これが4GB~8GB程度のPCであれば、
メーカを問わずかなりの確率でクラッシュすることも検証できました。
(こちらのメーカ名や型名はあえて非公開とします)
スワップは、タブ操作による動作のために必要なメインメモリを
確保するために煩雑に発生します。
小さなメインメモリでは外部記憶装置に作業用のデータを
煩雑に仮置きする必要性があるとご理解ください。
このスワップとその時にまた別のタブを利用すると・・・
条件が複雑になったときに、ちょっとしたことで
にっちもさっちもいかなくなってクラッシュ・・・
というのが実態だろうと思います。
これにはメインメモリサイズだけではなくCPU性能、
その時のネットワーク環境や実行中のアプリケーションなど
さまざまな要素が絡んでいるので、真犯人を特定するのは容易ではありません。
ただ、私が検証した限りではメインメモリサイズが要であり
ここに余裕度が出ればそれだけタブクラッシュのリスクは減る、
そのように感じております。
これまでにいろいろな公開されているテクニックなどの
小技を使って何とかならないか悩んでおりましたが
結局シンプルな答えに行き着いた感じです。
ハードディスクとSSD
ここは2019.8月時点での、感覚的なコメントになりますがあえて追記。
もしかしたらまるで見当外れかもしれませんので、そのようにご理解ください。
実は、同じCPU(Corei5)、同じメモリサイズ(8GB)で
外部記憶装置は512GBのハードディスクとSSDをそれぞれ実装しているPCで
とても気になったことがありました。
SSDに比べてハードディスクは、操作感覚からして遅いのは否めません。
ハイブリッドタイプもありますが、やはり完全SSDのほうが圧倒して高速。
SSDの価格はこの1年でもぐっと下がって、かなり浸透していますね。
さて・・・
タブをたくさん開いて作業しているとき、外部記憶装置へのアクセスは
バックグラウンド動作で行われていますが、ここがSSDに比べて相対的に遅い
ハードディスクでは単純に一呼吸待ってからの次の操作を余儀なくされることがままあります。
CPUにとっても負荷の大きなプロセスであり
OS内部の動きはわかりませんが、ハードディスクの場合は
タブクラッシュする可能性がなんだか多いように感じられました。
SSDでは1日に1回くらいのものが、ハードディスクでは
2回~4回くらい、あくまで手持ちのPCでの比較(ハードディスク機種は2018年製品)
なのでただの感想でしかありません。
タブをたくさん開いて、各タブへしょっちゅう移動し
画像や動画編集なんかもやってると、要するにCPUにとっても
やることが一気にありすぎで、ちょっと待てや・・・と言いたいのかも。
タブクラッシュはブラウザの問題なので
CPU自体が気を失ってるわけではありませんが
ブラウザが再起動しないと復元できないことがままあります。
ハードディスクかSSDかでPC選びに迷う場合、安定度と
若干の追加投資でさくさく動作するSSDを圧倒的にお勧めします。