文章力を上達したいというご相談を受けることがときどきあります。
これって上限が無く、人生終わるまで果てしなく求められる
課題の一つだろうなと思います。
かくいう私は、小中学校時代を通して
最も苦手で嫌いな授業が「国語」と「作文」でした。
とにかく書くのが嫌いでして、それが
社会人になり企業に普通に揉まれるだけで
何か書かないとアウトプットが無いとみなされ
まるで相手にされないことがだんだんとわかってきました。
否応なしに書くことも仕事のひとつになり、
やがてお客への提案書やレポートなどを
まとめることが多くなってくるに至って
少なくとも”イヤではない”という状況になりました。
拒否反応無くなるまでに、25年以上はかかったように思います。
今もイヤではないままながら、文章書くには
少しでもマシにしようと相応のエネルギーを消費しています。
で、「文章力を鍛えるにはとにかくたくさん書くことだ」と
主張されている人は多いですが本当にそうでしょうか?
ただやみくもに書いても、
文章力はなかなか上達しないのではないかと私は考えています。
確かにたくさん書くことで、書くことには慣れるため
書くということの速度は上がるでしょうね。
しかし、いくらたくさん書いたとしても
それがもしかすると分かりにくい文章や
文法的に何かおかしな文章、
あるいは稚拙な表現の文章
こういうことに気付けないままであれば、
とても文章力が上達するとは思えません。
で、思うのですがこれを助けてくれるのが
「読書」かもしれません。
読書といえば、出版社の幻冬舎社長、見城徹さんがすごい
(です。私の知る限り鬼の読書家)
この方、完全な異端児なんです。
アメブロ運営から上場を果たしたサイバーエージェントの社長、
藤田晋さんは見城さんの子分のような感じですが
私も見城さんの大ファンです。
(見城徹さんの著書は全部読んでいるくらいです)
出版社の大手はご存じですね、角川とか新潮とか・・・
幻冬舎ってそういう大手ではたじろぐような本を出版してくれます。
見城さんはこう言っています。
読書によって正確な言葉と自己検証はもたらされ、
正確な言葉と自己検証によって深い思考が可能になる。
そして深い思考こそが、その人の人生を決める
唯一のバックボーンになるのだ。血で血を洗う読書という荒野を突き進め!
うーん、素晴らしい!
なぜ、血で血を洗うとまで言ってるのかですけど
読書によってこそ、血肉化した言葉を獲得できるのだと。
毒を貪るように本から言葉を抜き取って血肉にするのが
見城式の読書法であるとのことで、大変に共感しております。
それで私の場合はですけど、その読書を通じて
心に引っかかったことなどはすべて
手書きでノートにあれやこれやをメモしています。
手書きだと潜在意識が立ち上がってくる気がしてます。
ノートとペンが無い時はスマホでEvernote使って
メモした後で、あらためてノートに転記しています。
私の場合、ノートに自分の考えや気づきを書くことを
習慣化していて、本当に重要なキモにあたる情報を
そこに集約しています。
その手書きメモをもとにデジタル化、つまり
ブログに書いたり、無料レポートにしたり
メルマガのネタにしたり、
コピーライティングのインスピレーションになったりと・・・
自分の中だけでは思いつけない言葉ってありますよね?
それを大切にしています。
読書がもたらしてくれる恩恵ははかり知れません。
さて、もうひとつ、全然別ですが
他人の評価を得ることで
自分の文章の出来具合を客観的に得る方法があり
実はこれ、鋭意活用中なのですがここでお伝えします。
それは・・・
"Yahooニュース"です。
関心をもつテーマについて、絞り込み
ある特定のニュースについてコメント書き込みが可能なものについて、
できるだけホットな状態でコメントします。
ホットな状態というのはニュースが出たら
できるだけ早く、という意味です。
そうすると、プラスの評価(いいね)、マイナスの評価のそれぞれの数と、
コメントによっては返信が来たり、来なかったりといろいろあって
返信がやたら多いときなど、なぜ多いのかを考える材料にもなります。
返信というのは、この記事投稿時の一例ですがこんな感じで通知が来ます。
モザイク入れてますが実例お見せします。
(メール通知にしています↓)
地道ながら無料で誰でもできる方法ですので
ご興味ある方は是非トライしてみてください。
これだけで相当な気づきを得られると思います。
因みに見城徹さんの2018年8月時点での最新作がこれ。