特化型ブログ

BLOG strategy

サイトアフィリエイトで稼ぎたいなら非量産系・特化型ブログを目指すべき理由

初めてアフィリエイトに取り組んでみたい全くの初心者の方には必読、
アフィリエイト中級以上の方であれば書いてあることがごく当たり前に
感じられる話を考察してみたいと思います。

ネット上のビジネスは無数にあり、無数の切り口があるため
ここはアフィリエイトに絞って
しかもKENBOの独断で切り口を定義し
経験上、自信をもって言えることだけを述べたいと思います。

 

うまくいかないワケを正しく知る

私自身は、かれこれ20年以上前のネット黎明期から
本業での仕事もわりと近かったことから手探りでアフィリエイトを始めました。

インターネットが生まれる前の、Niftyサーブ等「パソコン通信」・・・
メールの原型にあたるものですが、この頃から関わっています。

ネットが少し広がってくると
ガラケーでの怪しい出会い系サイトアフィリ、
アドセンスサイト、それから今でいうところのトレンドアフィリ・・・
全部、サイト量産が基本にありました。

始めて5,6年間はほとんどASPから報酬を得るどころか、
出ていくだけのノウハウコレクターでしたが、今にして思うと
このプロセスは私にとって必要なことでした。
(たぶん数百万円は出ていったように記憶しています。
 このころは金銭管理もズボラそのものだったので・・・)

 

アフィリエイトを始めたころは、誰かうまくいってる人の
記事をコピペするだけで稼げるとか、
簡単にボタンを押すだけで月100万円稼げるとか、
もっともらしいのは、秘密の裏技だから稼げるとか
あるいは検索キーワードを自動抽出したツールで稼げるとか(笑)

 

・・・これらは、藁をもつかむ気持ちであっても何も起こりません。
しかし、100%嘘かというとそうとも言い切れません。
当時はGoogleを相手にまだまだ素人でも戦える土俵が
ネット上にはあったと言えます。

ただ盲点があり、私はそれに気づいていませんでした。

 

アフィリエイトで稼げる、と判断した一部の人たちは
とっくに動いていました。

個人レベルでシコシコ、トレンドアフィリサイトを作る、
アドセンスサイトを作る・・・などの限界をとうに知っていて
すでに工業化(家内工業レベルですが)に動いていたのです。

このころはまだ器用なツールも無い時代です。

SIRIUSももちろん誕生しておらず(SIRIUSは2010~2011年に登場)
ワードプレスも「なにそれ?」というくらい無名な時代であり
HTML手打ちでサイト量産という、忍耐と根性無しには
サイト自体がひとつもできない時代でした。

工業化とは、カテゴリーやキーワードをしっかり意識したアフィリ記事を外注化し、
集まった記事を機械的に(手順が決まっているという意味)
エクセルを使いレイアウトしてHTML手打ちでサーバーにアップする
という作業を、作業者を雇い24時間体制で続けていました。

つまり、この時代から個人でシコシコ量産したところで
たかが知れており、ASP案件をほぼ独占しているのは
こういった工業化で資本投下できる集団だったのです。

個人だと、これからお金をかけず稼ぐという発想になりがちですが
当時でさえ、とっくに月数百万円レベルで投資を行い
それを回収するという資金力と行動力のある一部の人たちだけが
潤っていたのです。

彼らはサイト量産の限界も可能性もよく研究していたので
どのASP案件にどれだけ投資すればどうなりそうかも
肌で実感していたはずです。

 

アフィリサイトをこれから開始しようと考えている人に伝えたいのは、
量産サイトで稼ぐ、という発想は個人レベルではうまくいったところで
今の微々たる不安定な報酬以上になるのは無理、ということです。

ネット黎明期から、すでに勝ち方が暗黙のうちに決まっていて
一部の工業化した集団に利益が独占されてきた歴史が示しています。

この記事を投稿している時点でも、A8netなどで毎月7桁以上の
収益を出しているのは、すべて法人化され
資金力にそれなりに余裕があるところと言えます。

投資と損失をある程度予想し、中古ドメイン買取、様々な広告、
外注化などの出ていくお金と、報酬バランスが「読める」
企業が勝つ戦略として「量産サイト」はありですが、
個人レベルでやるならいつまでも飛躍のチャンスは
訪れてこないだろうと私は見切っています。

 

 

リストビジネスと非リストビジネス

先ほどは個人的出発点であったアフィリエイトサイトという
話から始めましたが、もっと手前
アフィリエイトを定義したいと思います。

 

それは、リストビジネスなのか?
或いは非リストビジネスなのか?
ということです。

リストビジネスを簡単に言うと、
(見込み)顧客リストを集め
リストとの関係性を深め
そのリストへ売る
といったようなビジネスモデルです。

現在、数千万円または億円単位で稼いでいる人は
例外なしにこのモデルを活用しています。

法人としてこの成功例としてよく名前が出るのは
ダイレクト出版株式会社ですね。

いわゆるDRM(Direct Response Marketing)
ダイレクトレスポンスマーケティング
を初期の段階からアメリカより導入し
成功し今に至っている会社と言えます。

ダイレクト出版は、とてもうまくDRMをネットだけではなく
古典的DM(→郵送されるDMは実際抜群の効果あります)
を絡ませて営業活動を推進しているようです。

DRMは、販売者やプロモーターの話ではないのか?
と思われるかもしれませんが、アフィリエイトでも
大きな利益、より確実性のある利益を出そうと思えば
これに勝る手段は今のところ無いように思います。

余談ですが、私の商品「メルマガモンスターズ」
まさにこのDRMを個人で使うノウハウを紹介しています。
(販売者としても、アフィリエイターとしても
 プロモーターであっても共通して使えるノウハウです)

ただし、リストビジネスをいきなり始めるには集客から
なりますので、そのハードル(特に長期に渡り辛抱強く対応必要)
が高い・・・というより挫折しないことが成功の秘訣になります。

リストビジネスの特徴はなんといっても、
桁違いの収益が狙えること、ビジネス計画が立てられるなど
メリットが大きいものの仕組み化までやるべきことが多い
という面もありますが・・・

大変なようで・・・確かに大変です(笑)
しかしこんなのはビジネスを真剣に取り組むなら当たり前の話です。

 

で、そのリストビジネスの対極にあるひとつが、
リスト相手ではない、つまり不特定多数の見込み客をいかに集め
いかに成約につなげるかというサイトアフィリエイトです。

サイトアフィリエイトは、この時代世界中を見渡しても
ワードプレス(WordPress)で作り実践するのがもはや常識と言えます。

サイトアフィリエイトは何しろ不特定多数からの集客となり、
検索エンジンからのオーガニックアクセス(SEO)か
PPC、SNSなど使った広告以外には手段がありません。

どちらもお金をかけて、成果までの時間短縮を図る試みは
いろいろありますがリストビジネスよりその難易度は
一般的にはむしろ高いと考えています。

ただ、サイトアフィリエイトならば
初心者から誰でもすぐに始められるというメリットは大きいです。

しかしそこにも問題があり、
正しい考え方と正しいやり方でないと
延々と私が且つてドン底にあったと同じような
苦行だけが続くリスクが存在します。

ここでの、正しい考え方、正しいやり方とは
理に叶っているかどうか
という意味です。

 

 

特化型ブログと雑記型ブログ

さて、サイトアフィリエイトの代表にブログがあり、
これには何かに特化したテーマを扱うタイプと
そうではないどちらかというと雑記型といえるタイプ
に分かれます。

今ご覧になっている私のこのブログは
雑記型に分類されると思います。

マーケティングを中心にして私自身の経験、考え方
あるいは役立つ商品のレビューなどもあり
いろいろな炊き込みご飯のような仕立てとなっています(笑)

はっきり言うとこのタイプの雑記型ブログを
あまりお勧めしておりません。
(何年もじっと黙々と続け、私を知ってもらうことが
 主な役割のため。相当ストイックでないともちません。)

 

初心者さんにお勧めは、特化型ブログでアドセンスあたりから
始めるという定番スタイル・・・これがやはり無難ですね。

それで稼げるか?というと
そうなるまでには日々活動を続けても
おそらく1年、2年と時間もかかりますが
・・・なにしろ勉強になります。

一見無駄でしかないこの長い時間は、記事を書くことの
「意味」を考える時間にもなります。

特化型テーマでアドセンスとくれば、
キーワードプランナーなどでキーワード調査・・・
と始まるでしょうけど、この作業自体が勉強になります。
(一銭も稼げなくても、その作業の意味も無意味さも理解できます)

簡単に、すぐに稼げる、という神話を信じなくなり
どんな記事が反応を呼び、またどんな記事が反応なしか
こういった貴重な体験ができるメリットがあるのです。

Googleは最近は特に専門性、権威性、信頼性を重視しており
(Google自身が明言している)
テキトーにキーワードをまぶしたそこらへんにどこにでもある
文章を検索エンジンがクロールしてもそこに価値を見いだすことが
どんどん薄くなってきています。

雑記型ブログや、トレンドアフィリなどでは
これらGoogleが求めている要件を満たすことが
かなり困難なはずです。

収益がしょぼい、またはほとんど無い場合、
最も典型的なケースでは、ほとんど
専門性が深掘りされていない記事
になっていることが多いはずです。

どこかのコピペをもとにした記事、
表面だけをなめる記事、
根拠、データに基づかない感想文のような記事、
キーワードだけを意識した作為的な記事、
これらにはほとんど価値がありません。

コンテンツ重視という言葉がありますが、
サイト上では専門性、権威性、信頼性を担保する品質をもった
コンテンツ(記事)ということになります。

 

これからサイトアフィリエイトを始めたいと考える人へ
強くお伝えしたいことは・・・

毎日30分で1記事とか2記事とかを投稿する・・・
ひとつでも気合入れて記事増やさないと・・・
といった中途半端な考え方は捨てましょう。

これは本当に徒労です。

むしろ1週間か2週間か、ひとつのことをみっちり調べて
その調べた情報などをもとに検証、洞察、新たな知見
といったことを1つの記事にして、それを投稿するほうが
圧倒的に収益化につながりますよ。

死に体の記事を量産しても意味がありません。
薄い記事はその後、海の底に沈んだままで浮かんでくることはありません。
とても面倒だけど深く、説得力のある記事を少しずつでも作っていきましょう。

例えば当ブログ(雑記型ブログ)においても広告は置いていませんが、
日々アクセスの多いニッチな記事例を一つ紹介します。

いわゆる問題解決型(ハウツーモノですね)記事の典型ですが
書く時間は1時間かそこらでも、そこに至るまでの
時間はかなりかけています。
USBメモリの「アクセス許可がありません」~セキュリティタブも見つからない問題解決法(HP PC利用者へ)

 

あなたがこれからブログサイトを作るなら
雑記型ではなく特化型を強くお勧めします。

ただし商品レビューでアフィリエイトという形は
初心者のころはほぼ例外なしに、歯の浮いた文章になりがちです。
(あなたがその商品を徹底的に使いこなし、誰よりも
 詳しく知っているという状況なら話は別です。)

当面は儲けはほとんど意識せず、アドセンスのほうが
よほど無難ではないかと。

その理由は、広告のことを気に掛ける必要がなく、
記事の中身だけに集中できるからです。

訪問者は何を知りたいのか?
その心の奥を覗くように
知りたいことへの回答をテキストに落とす、
そういった意識改革がお金を生み出す源泉になります。

 

 

アダルトアフィリエイトもこのように分類できる

話のついでに、5月にリリースした私の
アダルト動画アフィリエイト教材(Ashura)
についてたくさんのお問合せをいただいています。

今回の記事文脈で、Ashuraを分類すると
次の図のように言えるかな、と。

アフィリエイト分類

 

まず・・・

アダルト動画アフィリエイトは、
「非リストビジネス」の典型となります。

すなわち、WebサイトやLPを含めた
「特化型ブログ」にて属しています。

海外ではDRMを使ったアプローチもあるかもしれませんが、
日本国内では、モノがモノだけにDM含めて
メールでこのアダルト動画お勧めです!
という例を見たためしがありません。

あくまでWebサイトによって、認知してもらい
サイト内の記事とアダルト動画への誘導によって
成約を促すという仕組みが主流です。

ところが量産型のアダルト動画アフィリエイトサイトでは
検索エンジンが嫌うアプローチを取らざるを得ない作りになり、
いくら中古ドメインを使っていても、そのうち「飛ぶ」
という宿命から逃れられないというのが私自身の経験でもあります。

前記の図で、量産系アダルトのOA(Organic Access)が
最初はあっても一時的、そのうち消滅というパターンでした。

Ashuraは非量産タイプであり、これまで述べてきたような
記事の専門性、権威性、信頼性を重視した作りとなります。

検索エンジンが認めてくれて、それ以上に
サイト訪問者の知りたいことへの情報提供を行う
ということにエネルギーを注ぎます。

既存アダルト動画アフィリエイトではほとんど
考えられないアプローチかもしれませんが、
結局、最後はこれだよねというのが私の認識です。

つまり、当たり前のことを徹底することに尽きるのですが
たまたまアダルト動画という限られた世界の話になるため
かなり特化した調べ方、情報提供の仕方をお伝えしています。

また、私の視点ではメリットでしかないのですが
量産型であれ非量産型であれ、アダルトサイトを
広告に出すことはほぼ無理(国内では)。

何がメリットかというと
ライバルも同じ立場であるということです。

広告が使えないので別の手段を使うわけですが、
量産型ではこれがスパム、フィッシングのギリギリになりがちで、
成約が非常に低確率となりますが
そもそも市場の緩さというか、
人間の本能に根ざした分野でもあるので
それでも売上が立ってしまうことが多々あるのです(笑)

でも、こんなのは追いかけるだけ疲れます。
不安定で、いずれ検索エンジンに淘汰される運命にあります。
だから私はその量産型を捨てました。

話のわかる人だけに、こってりと
わかる同志だけに語りかけるように
非量産型で、ニーズにできるだけ応える記事を
作りこんできました。

そうすると、いつの間にか話が分かる人のほうから
アプローチしてくれることを知り、それに応える
という単純なモデルがAshuraでお伝えしていることなのです。

 

なお誤解招かないための補足として
前記の図において、物販・トレンドアフィリは
OA=〇、広告=〇と記載していますが
これはあくまで手段として使えるという意味に過ぎません。

この分野で商売している法人は、ASPから特単案件を入手、
検索エンジンからのアクセス流入のため中古ドメイン、
ペナルティ覚悟でのペイドリンク(被リンクを買う)活用
(=特単案件の有効期限を過ぎたらドメインごとサイトも捨てるため)
作業の外注化を前提にして、一気に広告に出すという手段を取るのが普通です。

これは冒頭に述べた、工業化という話そのものになります。
資金投資に余裕があることが、物販やトレンドアフィリでの
勝敗を決めると言って過言ではありません。

だからこそ、個人レベルでしかも初心者さんには
絶対と言ってよいほどお勧めしていません。
勝ち目の無い土俵に、無知のまま放り出されているのと同じだからです。

非量産型・特化型サイトで、そして自分の言葉で
深く掘り下げた記事を1週間に1個でも、2週間に1個でも
公開していくほうが実りが確実です。