定年 主体性

日記

会社員こそ副業コンテンツビジネスの二足の草鞋で起業すべきわけ

2018年8月5日

起業という言葉の魅惑と危うさ

まず、ここで言う『起業』とは
あくまでネットビジネスのことと定義します。
そうでないと対象範囲が広すぎるためです。

で、起業で成功したとされている人には
最初から会社員、あるいは組織の枠組みの中で
まったく働いた経験のない人と
ある程度やってみてそこから独立した人
の2通りあるように思います。

特に2000年代前半にインフォ系ビジネスが
急激に広がりを見せたころ、
この波に乗った人の中には今でも
『会社員やめて起業しないとバカ』
といったように見受けられるメッセージを
垂れ流している人をたまにみかけます。

ただ、やはり簡単でないことは事実です。
特に、あなたに養うべき家族がいる場合
そのハードルはとんでもなく高いはずです。
当たり前ですよね。

私の知ってる副業アフィリエイターさんもある日
『会社辞めました。これからは背水の陣で絶対に稼がないとなりません』
・・・こう言って気合は十分なのですが
はたから見て、こういうパターンは失敗すると思ってたら
2か月くらいたって別の会社に入りました、と。
これが普通であって、ほとんどの場合こうなります。

で、私自身も長年普通に会社勤めしたり
途中で自立化しまさに独立起業もして
うまくいったかと思ったらバブル崩壊とともに
見事に散ってしまったりと・・・

まぁそういう経験を経て思うのは
起業で成功するためには資金問題も当然ですが
それとともに、ビジネスのシステム化や本質を
ずっとへたれずに突き詰める力が
不可欠だと思うことです。

それでここからお話したいのは
やはりやるなら(そういう事情があるなら)
二足の草鞋を履くスタイルでの起業を、
しかもコンテンツビジネスがそれには最適である
といった話になります。

もっと言うと、会社勤めであるなら
最初は副業での起業こそがリスク最小です。

ただし、副業と言ってしまうと
どうしても力が抜けるというか
本気じゃないよね、という点を払拭できません。

ここらへんに、会社員やってることも
大問題も実は潜んでいまして
解き明かしていきたいと思います。

会社員には『匂い』がある

最初にかなり衝撃的な話から入ります。

今、会社員であるあなたが
起業へのあこがれをもっていながら
何の行動ないままに定年を迎えるなら
・・・今の時代、最悪です。

私自身が周囲に感じ、
自分自身もそうではなかったかと
いつもそう思うことがあるのです。

それは30年、40年間と会社勤めしている人には
全人格的に生きていない雰囲気がにじみ出てる
という独特の匂いのことです。

全人格的に生きていないとはどういうことでしょうか。
そのことを深掘りしてみます。
 

会社員は社会に対峙していない

30年、40年間と会社勤めして退職した人に
『何をしたいかわからない』
ままに過ごしているとよくボヤキを聞きます。

これなぜでしょうか?

なぜ何をしたいかわからない、と思うのでしょうか?

会社員と個人事業主を比較するとわかります。

会社あるいは公務員含め組織にいると
分業が当たり前ですね。

単に車やスマホを思い浮かべるだけで
わかりますが、これらは分業だからこそ
世の中に創出されますね。

個人事業主がどうあがいたところで
こういった社会性のあるモノや機器は
絶対に作れません。

こういったモノはサラリーマンだからこそ
作ることができ、そういった意味では
大きさ問わず会社組織として
つまりチームになって何かを作るのは
社会にとっても必要な経済活動だと言えます。
サラリーマンがいないと日本の社会は回りません。

ところが組織にいる一個人を考えると
組織、チームと連携して初めて
自分のポジションが得られるわけです。

このことは役職がどうであれ変わりません。

特に日本は『お任せする』とか『空気を読む』
ことが組織で円滑に仕事を進めるために
必要とされますが、明らかにこれでは
受け身の姿勢になってしまいます。

こういった組織での活動においてはおのずと
主体性がなくなってしまう
のも当たり前かと。

ここでの主体性がないという意味は、
社会に向き合うのは常に組織を通した自分であって
個人としての自分ではない
ということです。

大会社の社長であっても同じです。

いいですか、私も最近になって気づいたのですけど・・・

組織に属している場合
どんな役職であっても自分ひとりでは
社会に向き合ってはいない

のです。

ここが独立した個人事業主と決定的な違いです。

例えば会社役員として退職し、その後も
同業者なんかの顧問とかで雇われて
そういった感じで今までも会社生活の半ば延長のように
ずっとやっていける人はいいです。
でもごく稀ですね。

こういう人は例外と思ってよいでしょう。
ほとんどの人が、会社を出た途端に
何をやったらいいかわからなくなるのは
この主体性がいつの間にか
根こそぎ失われてしまったせいです。

そういった意味でも、定年その他の理由で
組織(特に大きな組織ほど顕著ですが)を離れ
ハッと全人格的に生きてこなかったことに気づいて、
それから慌てて何かを探し求めるのは
とてももったいないと思いませんか?
 

副業コンテンツビジネスの勧め

こういった点からもやはり会社にいる間、
組織の中で働いているという本業があるうちに
並行して準備していくことがこれからの
世の中もっと重要になってくると思います。

人は急には変われないんです。
それに準備も必要じゃないですか。

私はネットビジネスでそれを実現したいなら
コンテンツビジネスがなんだかんでベストと実感しており
これを副業で始めることをお勧めしています。

コンテンツビジネスとは情報ビジネスであり、教育ビジネスであり
ジャンルを問わずこういうことは組織にいると誰でも
仕事の成功例も失敗例もたくさん経験あるはずなので
自分の経験や知見を結びつけていきやすい。

さらに情報は人がモノ以上に価値を感じる
性質を備えているというメリットもあります。

もうひとつ言いたいことは
会社や組織でガッツリと長くやっているならば
組織活動のメリットもデメリットも知っているはずで
それを経験しないでたまたま若くして稼いでしまった人より
本質的に共感を得る力を備えているからです。

早い話が、大多数の人が経験する
苦労を知っているわけです。

もうひとつ付け加えるなら
『早く会社辞めて起業したら』
と言われても事業計画がお粗末だと
どうにもなりませんので。
だからカッコつけて辞めてはいけません。

個人事業主での年収1000万は(←売上のことです)
サラリーマン換算で手取り300万~400万程度と言えます。

だから月100万稼いで・・といっても
本当にたかが知れてるのですね。

そんなことより、事業をいつでも創出する
主体性をもっていることのほうが
確立的にも持続的にうまくいくはずです。

私は、かの経営の神様と呼ばれた
ピーター・ドラッカーの言葉をいつも思い出すのですが;

『企業の目的は顧客の創造である』

個人事業主でもまったく同じです。
私たちのミッションはお客さんを創り出すこと。
そういう仕事をすること、
そういう価値提供をすることが目的です。
お金はその活動の結果として得ることができ、
同時に費用(コスト)もかかるので自然とわかります。

思うにネットビジネスという世界では
コンテンツビジネスは人間が最も欲する情報を
扱うだけにこれからも進化を続けるでしょう。

あなたはどんなビジネスに主体性を
もって始められますか?

会社や組織にいるならまさに今この瞬間、
主体性をもてる副業活動を開始することが
"何をしたいかわからない"
ままで終わらない秘訣です。