破竹の勢いで「稼ぎ」の記録を更新し続けている
オーストラリア発のスタートアップ企業「Canva」
私も愛用というか、常用しており
すでになくてはならないWebツールのひとつになっています。
あまりに快適で、機能が毎週のように追加され
テンプレートなんかも随時追加されており
ネットだけではなく印刷物含めてありとあらゆるところで
活躍する超有能なデザイナーを雇っているかのように感じます。
そのCanvaは2021年9月に、Forbesによると
評価額が400億ドル(4.4兆円)に達したそうです。
CEOは34歳のCEOのメラニー・パーキンス(Melanie Perkins)。
彼女の夫と、もう一人加えて3人が創業者のようです。
そのメラニー・パーキンスと彼女の夫は、
自分たちの経済的成功には関心がないようです。
夫妻の持ち分は会社の30%に相当するものですが、ほぼすべてを
慈善団体への寄付としたようです。
そこに留まりません。
さらに凄いのはその寄付の効果を最大化するための
プランもしっかり考えている点です。
このあたりが優れた経営者だと頭が下がります。
パーキンスはこう言いました。
私は、ビリオネアと呼ばれることに違和感を覚えている。
なぜなら、会社が稼いだ金を自分たちの財産だと考えたことは一度もなく、
その管理人に過ぎないと思っているからだ。
カッコよすぎです!
でも確かにそうなのですね。
会社を私物化せず、謙虚な哲学を感じます。
さらに、寄付効果をMAX化させるために、
第1ステップは、「世界で最も価値の高い企業の1つになり、最善を尽くす」
第2ステップとして、Canvaは「Pledge 1%(1%の誓い)」と呼ばれる、
自社の時間や資金、株式、リソースなどを慈善活動に充てるという
ムーブメントに参加している。
どうでしょう?
とにかく、こういう哲学と行動力を兼ね備えた
優秀な若い人たちがCanvaという類まれな
デザイン支援ツールを提供している・・・
いや、話は逆で・・・
こういう優れた哲学をもっているからこそ
素晴らしい賞賛すべきツールが生まれるのでしょう。
とっくにPro会員となって使いまくっている私も
ますますCanvaの隅々まで可能性を追求したくなりました。
あっ・・・
あと、サラリーマン生活やめてネットで稼ぎたいという
ご相談を最近ちょいちょい受けております。
この理由は、私が以前ベンチャー企業運営に関わっていたことを
ご存じでその経験があるからだと想像しています。
コロナ禍で考え方が変わったというのは頷けるのですが、
そもそも自分で会社を回すための仕掛け、理屈すら
聞いてみると考えが見えません。
よって私から「是非頑張ってください!」
と船出を祝うような発言は極力控えております。
どんな会社もそうなのですが、会社を作るのは簡単でも
どうなったら潰れるのかも知っておくべきです。
いかなる会社も例外がなく、Canvaのように
成長期を迎えている企業も同じです。
この記事を投稿時点において、大きなニュースになっている
中国の「恒大集団」の経営危機問題を見れば一目瞭然ですね。
企業は赤字それ自体で破たんするわけではありません。
必要な流動性が獲得できなくなった時点で破たんするのです。
黒字を出していても、
流動性(=資金調達)が止まれば
破たんする可能性は十分あるわけです。
いわゆる資金繰りです。
私がかつて関わっていたベンチャー企業も
9年程度もちましたが最後はこれでアウトになったのです。
話がずれてしまって申し訳ありません。
CanvaのCEOが先のことを常に考えて行動している話から
脇道に入ってしまいました。
Canvaは以下でご紹介しております。
これを使えるようになると、余計なお金を外にかけず
いわゆる内部留保になる価値があるとお分かりいただけるはずです。
因みによく100万円稼いだ!とかで有頂天になる起業初心者がやってしまうのは、
その稼いだ100万円を遊びなんかで「全部使ってしまう」ことです。
税金がかかることも忘れてしまい、それすら払えない状態になる人を
何度も見てきました。
やるべきことは事業の成長に向けた活動であり、そのために
資金を貯めていくことが大切(内部留保)です。
(税理士からは必ずそうアドバイスされます)
Canvaはおそらく無駄に支出していた費用を抑えて、
その分を次の飛躍に向けて貯金できるツールでもあるとご理解ください。
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