ネットビジネス 未来

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コンテンツビジネスにこだわるわけ~インダストリー4.0から見えてくるネットビジネスの未来考察

2014年12月27日

ネットビジネス 未来

この物語を、今何らかの形でネットビジネスに関わっていて
悩んでいる人
迷っている人
何か変だと感じている人
・・・
或いは漠然とした思いでもこれから始めようかな

とお考えの人のために書きました。

初心者かどうかに関係ありません。
最初に踏み込む道を間違えて、そのまま固執すると私がネット参入した2007年から3年間そうであったように
無意味ではないにしても、ただただ時間とお金と労力だけが吐き出されていき、
道に迷ったまま途方に暮れる姿が浮かんでくるからです。

コンテンツビジネスのあらまし

まずはここからお話していきます。

コンテンツビジネスとは;
コンテンツを販売するビジネスのことで、
インフォ商材販売、セミナー、塾などは誰でも想像しやすいでしょう。
購入する側、受講する側ではなくもちろん主催する側の立場に立った話です。

ネットビジネスという狭い業界でのコンサルティングもまたこの部類に入ります。

ああ、ちょっと最初から脇道に飛びますけど『コンサルティングをやります』という人から
もしあなたがコンサルを誰かから受けているとすれば、期限付きでないと意味ないですよ。
コンサルをダラダラ受けているとしたら、それ自体が誤っています。
コンサルという仕事の本質は何かお分かりでしょうか?
・・・・
・・・・
お客さまから「ありがとうございます。それではこれからは自分で頑張ります。さようなら!」
と御礼を言われて、美しくお別れすることこそがコンサルの本質です。
ひとり立ちしてなんぼ、なのですよ。
いつまでもコンサルを受けているとしたら、それは失敗です。
お別れの時期を決め、それを前提として出発しているのがプロのコンサルティングビジネスの常識です。

さて、話を戻して・・・・
またコンテンツ販売といってもインフォプレナーだけではなく、
アフィリエイターも特典という形での販売者であることに変わりありません。

またコンテンツとは人の手による知的生産物であり、その要素は
テキストであったり、音声であったり、動画であったりと
そしてダウンロードできるもの、書籍やDVDなど手に触れられるものと
形式はさまざまですが、結局何を売っているのかというと
他ならぬ「情報」に尽きると言えます。
情報

で、その「情報」の中身は販売者から購入者へ何かを伝える
というよりはむしろ、「教える」というほうに焦点があっています。

つまり、言い方を変えると
コンテンツビジネス=教育ビジネス
と考えて差支えないと思います。

で、私は近未来のネットビジネスのありようを、今何が起こっているかということから予想すると
ネットに取り組む個人事業主もしくはスモール企業レベルにおいては
このコンテンツビジネスでしか将来生き残る道はないだろうと考えております。

私自身もこの方向を軸にこの先も進んでいくつもりですが
ここでジャーナリスト・作家である佐々木俊尚さんより、昨今のITプラットフォームの流れとして
「インダストリー4.0」の話を聞くにおよび、大きな衝撃とともにますますその感を強くした次第です。

インダストリー4.0(Industrie 4.0)の衝撃

インダストリー4.0

しばらく一見無関係、そしてややこしそうな話が続きますが、
実はあなたが副業アフィリエイターなら、遠くない未来に直撃を受けるだろうと思われる話題となります。
以下は想像の物語ではなく、現実に国を挙げて推進されているプロジェクトのことですが、
おそらく日本もお家芸のひとつになるでしょう。

インダストリー4.0ってなに?

これ、ドイツ政府が音頭をとり2011年開始~2020年に完成を目指している
製造業の革命につながる国家プロジェクトのことです。

「4.0」とあるように、これは第4次産業革命と言われています。
第1次から並べると、こんな感じになります。

第1次産業革命:蒸気機関による工場機械化です。18世紀。
第2次産業革命:電力などによる大量生産のはじまりです。19世紀後半。
第3次産業革命:ITによる製造支援。20世紀後半。
第4次産業革命:ITと製造が完全に融合する世界の実現

他国のおとぎ話ではありません。
現実に進んでいる恐るべきプロジェクトの意味をジャーナリストである佐々木俊尚さんから聞き、以下はその要点をまとめたものとなります。

佐々木さんの言葉ではインダストリー4.0を;
「工場の製造工程を完全にスマート化してしまい、
しかもそこに外の世界のIOT = Internet of Things(モノのインターネット)
もなめらかに接続してしまう」

とあって、これではちんぷんかんぷんでしょうとということから、誰にでも分かる事例を紹介してくれました。

木製テーブルの製造販売

町工場を何気に想像してみてください。

木製テーブルは、構造的には天板と脚、さらにそれらを留めるネジや
脚裏のクッションなどいくつかのパーツからできているのは簡単に想像できますね。

フツーに考えて、これを製造する工場はどうなっているかというと
それ用の生産ラインというものがあって、天板が流れてきたらそこに脚を取り付けます。
それから脚裏のクッションなんかをつけて一丁上がりというわけです。

いつも決まった流れがあって、部品が足りなくなるとそれを誰かが注文して調整していきますよね。

ここでもし素材やデザインの違う天板なんかを作ろうとすると
数が見込めれば別の生産ラインを作って流すといったこともあるでしょう。

ただ、多品種で少量生産となると、ちょっと標準のラインを止めて
別の部品を割り込ませて作ることになり、コストアップ要因につながります。

フルカスタマイズになるともうほとんどが手作りで、
こればかりだと大量に作るとなると納期はもうグダグダになりそうです。

それで、インダストリー4.0だとどうなるか?

テーブル作っている工場のラインで部品の在庫量が一定以下になると、
自動的にその情報が、ネジの会社の工場や脚裏のクッション工場なんかに送られます。
もちろん人の手をまったく介しません。

と、同時に取り引きの決済なども自動的に処理されるので、
もはやパーツの発注作業を人間が行うことはありません。

そして工場ラインなんかもフルタイムで監視されていて、
どこかの機械が故障すれば自動的に修理がなされるといった仕掛けです。

ところでこういう描写をすると、なにかとても高度なロボット、例えば医療用ロボットとか、
ターミネーターのようなイメージを持たれるかもしれませんが、実は単純作業用ロボットの話です。

ロボット1台=工員1人のスペックの時代

こちら、Rethink Robotics社の動画ごらんください。

ご覧のとおりに(↑)ラインでの単純作業を人間と同じようなスピードでできていますね。

高そうな機械だな・・と思われたかもしれません。

しかしこれが2万2000ドルだそうです。重さは75Kg

でも、同じ作業させるにもちょっと変更させるにもプログラミングが大変そうだな・・・と思われるかもしれません。

ところがロボットに作業を行わせるためには、実際にその場で人間が手を添えて作業をやらせ、
その作業を「覚えさせる」だけで済むのだという話です。

人間代替ロボット

佐々木さんの指摘がここにあるのですが;

・単純作業を普通のスピードで行う
・重さは75キログラム
・価格は約250万円

という組み合わせは、驚くべきことに人間の若い工員と同じスペックだとか。

つまり年収250万円の工員を雇って、単純作業を行わせるということが、
今のロボットでもできているということです。

しかもこのロボットは福利厚生も社会保険も社員食堂も必要ないので
余計な固定費はいっさいかかりません。

このロボットとインダストリー4.0があれば、完全無人工場のできあがりということになります。

ダイナミックセル生産

さきほど木製テーブルの話しましたけど、天板がガラス製であったり、
違う木材で違うデザインでといった、ああしたいこうしたいという
細かいフルカスタマイズのニーズに対して、時間もコストもアップさせずに可能な方式が
ダイナミックセル生産というものです。

実は今の時代、セル生産方式がわりと多く採り入れられています。
(ダイナミックセルではなく、ただのセルです)

さきほどの木製テーブルよりさらに複雑な規模の大きなモノを作る場合で想像は難くないと思いますが、
もともと多くの工員がライン上に配置され、
ベルトコンベアで流れてくるものを順に処理してきたのが従来型のライン生産です。

これが多品種であると少量でも大量でも向かないのはご存じのとおりです。

そこでセル生産方式というのが台頭してきました。
セル生産では、部品の取り付け、調整、検査などの
ラインで行う一通りのことを少数の工員が担当します。

さきほどのライン生産と違って、違う部品を選択して取り付け、調整したり、
その作業順序などを変えるだけで簡単に製品のバリエーションを広げられるという利点があります。

よってセル生産方式は、多品種・少量生産に適しているとされています。

ただそれでも解消できない問題が残っています。
それは、どうやってもコストアップにつながるということです。

ダイナミックセル生産は、このセル生産をスマート化
することでコストの問題を解消してしまっています。

工程担当するロボットが、生産システム上の情報をリアルタイムに読取り、
それに従って作るモノのデザインや素材などが変わっても即座に対応できるというものです。

何があろうとスピードを落とさずフルカスタマイズした製品をどんどん生産できるという
のような方式です。

で、

まだインダストリー4.0とこのダイナミックセル生産が結びついてません。

ここまでお読みいただき、そろそろ肩が凝ってきた人もいるでしょうけど
重要なのはここからなんです。

ベース・オプション・カスタマイズという神話

TVやDVDデッキなんかの家電がわかりやすいかも、と思うのですが
従来日本メーカが得意としてきたというか踏襲してきたやり方を考えてみましょう。

機能追加があり、機能アップがあり、それをもって付加価値として価格もアップしてきました。

ところが機能追加があっても、利用者によってはよけいなものがついてるだけ、
それで値段が上がるのはけしからん・・・という受け止め方も多いはずです。

さらには、機能アップによってそもそものエントリー機のハードルが高くなって
購入をためらうという事態も出てきます。

そのままでは大赤字になるので、機能追加&アップにも関わらず
価格を下げていかざるを得ないというジレンマもあります。

これを回避するために、製造業を中心にこれだ!と唱えられてきたのが
ベース・オプション・カスタマイズという考え方でした。

ベースとは基本機能モデルで価格を抑えます。
オプションは、個別のニーズに応えるべく追加できる部分。
そしてカスタマイズは、特定のニーズに合わせて作るオーダーメイドモデル。

こういった考え方の底流には、ベース、オプションとカスタマイズを
それぞれキチンとどう区別していくか、といったところが力の見せ所でもありました。
といいますか、今もそうですけど。

製造現場では、ラインとセル生産方式のいいとこどりをしています。
量産効果が出るベースはライン生産で大量生産で、
オプションとカスタマイズはセル生産で行うというやり方です。

ま、これが一番効率いいんじゃねぇの!
という認識がずっと続いてきているわけです。

余談ですが、私自身もメーカの技術者としての経験も長かったのでこのあたり
まぁそうだよね~と妙に納得しています。

そこでようやくインダストリー4.0に話がつながります。

インダストリー4.0にならうと、このベース・オプション・カスタマイズを効率よくやっていこうや!
というかけ声が途端に空しく聞こえます。

考え方が根底からひっくり返されるためです。

つまりラインは安価で大量生産に向いてて、
セル生産はオプションやカスタマイズが容易だけどコストがかかる
といった前提条件が崩れてしまうためです。

インダストリー4.0によるスマート化によって、セル生産でもライン生産でも
コストはほとんど変わらないという事態になっていきます。

そんなんだったらもうイチイチ、ベース・オプション・カスタマイズとか分けないで
全部カスタマイズ、そうもうなにもかもフルカスタマイズにしちゃえばいいじゃん!

これがインダストリー4.0のダイナミックセル生産です。

"生産が完全にスマート化されて、外のIOT(Internet Of Things)となめらかにつながる"という
恩恵を受け、工員ロボットがクラウドからリアルタイムに必要な情報を読み取って、
生産する製品をどんどん変えていきながらスピードもコストも維持されることになります。

それでどうなる?

相対的なものですが、良い面と悪い面があります。

まず良い話から。。。

なにもかもがカスタマイズできるという時代においては、すべてが
オーダーメイドであり、これによって購入者にとっては有難い時代と言えます。
自分だけのものが、値段も納期も変わらず手に入るのですから。

よってそのフルカスタマイズを満たすための知的生産、
クリエイティブな仕事はどんどん増えるでしょうね。

それから今まで安い人件費を求めて中国→インドと海外生産していた意味がなくなってきます。

となると、工場は日本に帰ってくるのか?となりますが帰ってきてもさほどにメリットがあるとは限りません。

インダストリー4.0では、クラウドを通じてロボットがつながり
無人化された工場を目指していることを忘れてはいけません。

つまり、マジで従来型の単純作業は人がそれを担う必要性がどんどん薄れているのです。

マシンに仕事を奪われてしまうといったことが加速的に膨れ上がっていくでしょう。

これが悪いほうの話です。

何事も理想通りに事は動かないものなので、常にさまざまな問題を抱えたまま
しかしこの流れ全体は変えられないでしょう。

そしてどうなるか・・・

格差社会がもっと広がっていくことになります。

私には、インダストリー4.0を近未来の格差社会のシンボリックな前兆と捉えています。

ネットでは知的生産できる人だけが生き残る格差社会が・・・

ここから、あなたがまさに今やっているところのネットビジネス(ジャンルは問いません)に関係する話です。

あの伝説の人、自ら(?)変態と呼ぶ木坂健宣さん
かなり前から何度も警鐘を鳴らし続けています。
"格差の広がりに伴い、避けることのできない未来が目の前にあるのに
あなたはどちら側に立つつもりなのかと、早く準備しなさい、と。"

日本だけではなく世界中に格差がますます広がりつつあるわけですが、
まさに木坂さんの指摘にあるグローバル化とIT化の波によって
この流れを止めることは何人(なんぴと)であれできません。

望ましいことではありませんが、否応なしにすみずみまで
この先もずっと格差というものはさまざまな形で蔓延していくと考えられます。

格差が広がるということは、中間層がなくなり
富裕層と低所得者層の二極化が進むということです。

金持ちか貧乏かどちらかしか存在ない、という殺伐とした世界です。
自分は中間層だと今漠然と思っている人のほとんどが、下のほうへ引っ張られていきます。

格差社会

思うに、2010年前後から急速に格差社会が進んでいるように感じられます。
地域格差、所得格差、世代間格差・・・
そして2014年末には再び、一票の格差というのも話題になりました。

ネットビジネスで考えてみましょう。

人は古くから言われているようにモノよりも情報に対して、より高額なお金を払うものです。
情報を買う=コンテンツを買う、ということに他なりません。
そのコンテンツとは、人間の知的労働生産物であり、脳に汗をかいて出来上がったものです。

脳に汗をかくというのは、思考が必要ということになりますね。
材料はなんであっても、そこから深く深く思考し、
気づきをもとに材料を飛躍させ、昇華させ新たな形に仕上げていきます。

そしてこういったその人固有の知的生産物(コンテンツ)をアウトプットして
それを商品化していく以外のものは、結局のところもともとが
作業の連続や規模による効率化(サイトの量産やSEOとか)で成り立っているに過ぎません。

つまり作業に過ぎないレベルのものは、
今後のIT進歩によって定型化、ルーチン化、プログラム化が加速的にどんどん進み、
そこには差別化できる要素がほとんど見いだせなくなる時代に差し掛かっているということです。

これがインダストリー4.0から予想できる、あるいは予言されているものです。

いきなり現実の話に戻りますが・・・
例えばせどり、サイトアフィリエイト(ドロップシッピングなども含む)あたりで
テンプレートやツール、そしてSEOあたりを主体にしたもの、
言い換えると効率化だけで勝負しようとするパターンはこれから
ますます差別化が極めて難しくなっていくでしょう。

これ、アフィリエイトで稼いでやる!と考えた場合ですね。
ASPを運営する側、ドロップシッピングを運営する会社側ではまた別の視点を持てますが
サイトベースのアフィリエイトではこの方面で稼ごうとしても徒労ですね。

例としてガラケーのサイトアフィリエイトで2007年とか2008年あたりまで・・・
それまでどちらかというとガラケーのネット環境が整備されていなくてやり放題だったのですが、
その当時、サイトアフィリエイトで稼いだ人で、今同じことをして稼いでいる人は皆無です。
まず一人もいないでしょう。

万が一やっているとすると法人化して資本投入のうえ、大規模化しているはずです。
全体としてとても薄利になってきていますが。
個人でしこしこ・・・ではもう全然通用しません。
すぐに頭打ちが存在することに気がつくと思います。

では何をやっているかというと、
今ではもうほとんど通用しない当時のノウハウなんかをまとめ、
そしてコンテンツ化して初心者向けに販売し収益化しています。
ツールや塾といった形式がメインになります。

コンテンツは購入するまで中身がわからないのでこれでもやっていけるのです。
(ただしほとんどリピートにはつながりません。
ネタに落胆された時点でその人とは接点が消滅となります)

初心者向けというのは、この層はひっきりなしに
どんどんとネット参入者が入ってくるため困ることがありません。

だからやめる人もむちゃくちゃ多いが、毎月募集しても
それなりのペースで囲いの中に入れることができます。

要は、初心者層は一番パイが大きなセグメントであるということから、
ある意味ビジネスを仕掛けるうえでは当然の選択とも言えます。

またこれは良いとか悪いとかの話ではなく、
それしか(=コンテンツしか)商品として売るものが無いということに
早々と気づき行動したという意味で、実は先見の明があったとも言えるわけです。

何を言いたいかというと、勘の鋭い人は早々と
ガラケーアフィリエイト(今ならスマホアフィリエイトも同じです)そのものではなく
それを教えることのほうがはるかに儲かると気づいたわけです。

もっと言うと、そんな作業ベースのアフィリエイトに
時間かけることにほとんど意味が無いと、とっくに気づき行動を始めたということです。

やり方としてはインフォトップなどのASPを使うとか、
自分でPaypal販売するとかいくつかありますが、
しこしことサイトアフィリエイトやるなんてアホくさいし
実はショボイと気づいたときからそれを教える販売者側の行動領域に入っていくわけです。

かく言う私自身もそうであって、
気づくまでに何年も遠回りしたということを本記事の冒頭にご説明した次第です。

これがコンテンツビジネスです。
通用しているかどうか別にして、ノウハウをまとめてCONTENTS化して
それをいかに売るかに注力してきた人だけが残っているわけですね。

今までもこれからもしばらくは、ブログなんかのサイトアフィリだけでなく、
SNSノウハウ、YouTubeノウハウやツールなんかがバカみたいに売れるでしょう。
売る側の視点で考えれば明白でして
"いくらでも作ることができ"、"初心者が常にいるので"そこだけをターゲットにできます。

それから当然のごとくに予想できることとして、
こういったアフィリエイト可能な場を提供する側(ASP)どんどん統合化されたり淘汰され
最終的には利用者にとって最適な環境への模索が続くことになるでしょう。

広告もどんどんネイティブ広告化といって、
従来これが普通だと思っていた広告形態が失われつつあります。
(欧米ではこういった流れになっていますが日本ではもう少し時間がかかるといったところでしょうか)

要するにネットビジネスにおける端っこに目を向けているだけでは
その時その時の、果てしない作業と不安と心労が尽きないまま
この先のITの進化という大きなマシンの道具に使われ、
やがて朽ちていく可能性が大きいということです。

問題は、ネットという本質を掴んでいる人は極少数のため、
自分のやっていることがどういう意味か、
どういう位置付けにあって今後どうなるのか、
ネットになると途端に考えようともしないで思考停止になる人がめちゃくちゃ多いため
格差の波に知らず呑みこまれることです。

ショボイ例ですが・・・
サイトアフィリエイトでスマホでこういう機能がついたテンプレートだから、
あるいは専用フォーラムがあるから稼げる的などうしようもなく低レベルの話に
動悸が早くなり熱くなる人はこれからも絶対に無理でしょうと断言できます。

こういった端っこの話でやいのやいの騒いでいる限り、
微々たるお小遣い金額で満足して、そしてそのままどこかで終わっていきます。

私たちは、人が最も価値を感じることであり同時に
機械化できないこと、IT進化の影響を受けにくいものに目を向けるべきであり、
その価値を感じてもらえるものこそは、
人の脳から生み出され、或いは加工され、洗練された「情報」を扱うものに絞られてくるわけです。

知的生産物

よって現時点で「情報(コンテンツ)」提供をクリエイティブな活動の中心軸としている人は、
今後さらに大きく拡大できる最も近いポジションにいるかもしれません。

しかし、今自分はそうではないと自覚している人にとっても
この記事をご理解いただいている方であれば、
同等以上のチャンスがまさに今、目の前にあります。

なぜそう言えるのか、そのことについて触れていきたいと思います。

インフォビジネスの歪な構造

実はねじ曲がっている歪なインフォ業界

賢ではない

現在いわゆる稼いでいると思われている人、
わかりやすい例でいうならインフォトップのインフォプレナーやアフィリエイターとして
ランキング上位にいる人たち(各ジャンル)をチェックしてみてください。
その方たちの作品、メルマガ、レターなどのアウトプットをです。

あるいは無料オファーなんかでよく出てくる獲得ランキング、
あるいはメルマガ購読者数が10万~数十万部という人たちのメルマガも是非チェックしてみてください。

なにか見えましたか?
なにか気づきましたか?

その前に、そこにはあなたにとってなにがしかの
インパクトがありましたか?
なにか感動がありましたか?

こんなに金稼いですげぇなぁ~!
と思うことはあるでしょうし、ただそれ以外にどのような印象や感想をもちましたか?

すごい賢い人たちなんだろうな・・・となんとなくでも思いましたか?
自分には真似できないな、とかも。。。

従来型インフォプレナー

・・・

実はそこに大きな落とし穴があります。

その人たち、ホントにすごく賢いと腹の底から思えましたか?

・・・

私はそういった方々のメルマガや教材をいろいろと長年研究してきて、
なるほどやり方としてうまいなと感じたことは何度かあります。

ただ・・・

それらのコンテンツ(メルマガや教材やレターなどのコンテンツ)を見て
リスペクトや感動を抱いたことがほとんどありません。

ごく限られた一部のツール販売者の姿勢であるとか、
完成度などそのこだわりように感動したことはあります。
一般的にはただうまい!と感じてもそれ以上のものではなかったということです。
あくまで私にとってはですけど。

結論から言いますと;
幸いにも、この業界を制しているのは賢者ではないということです。

インフォビジネスは実はゆるゆるなんですね。

じゃぁアホが制しているかというと、それとも違って
ただ単に要領とコツを掴んでいるに過ぎないということになります。

これこそが今のインフォビジネスの実情そのものです。

そしてこの実態が腹に落ちた人は、今まで無意識でも高いと感じていたハードルが
霧が晴れるように確実に気が楽になります。

自分でも頑張ればできるじゃん、これくらい・・・
という範囲のものでしかありません(笑)

最初はそう思うことさえも難しいかもしれませんが、
絶対に超えるべきハードルがここにあります。

つまりですね、リアルなビジネスとの比較を考えるとよくわかるものですが・・・

あなたの属している会社や組織で、何等かの商品販売を行うために
企画し、調査し、作製し、販売方法を考え欲しがる人に向けて販売していく・・・といった一連のプロセスを
インフォビジネスではほぼ個人レベルでインフォプレナーもアフィリエイターもやっていることになります。

ただリアルなビジネスでは、あなたがサラリーマンだとすると
月に100万円~200万円の給料をもらっている人は、相当に周囲からも評価が高く、
それ相応のパフォーマンスを発揮している人のはずです。

ところがインフォビジネス(コンテンツビジネス)ではどうか?

月100万とか1000万とかその手合いのインフォプレナーやアフィリエイターと、
リアルな会社で給料毎月100万円~200万円のパフォーマンスや組織の中ではの
さまざまな制約やルールや気配りに長けた人と比べてみてください。
双方のアウトプットや考え方などを比べてみてください。
真剣にどちらが優れていると思いますか?

といいますか、どう感じますか?
あなたの本心が感じとったことが答です。

リアルなビジネスでの常識が、インフォビジネスではなぜかそうではない
という非常に特徴的な歪みのある場であるということです。

歪さが続いている今だけがチャンス

ここで逆説的ですがおススメしたいことの話です。
木坂健宣さん言うところの
"格差社会で貧乏側に落とされないよう準備しなさい"
ということに通じます。

現実を直視すると、このまるで時空間がゆがんだような特殊な場が
インフォビジネスの「今」であることも事実です。

いちどき、サラリーマンの生涯収入と言われたのが2億円。
こういった金額を、たったひとりでそしてたった1年か2年で得られる可能性があるのは
今あるようなインフォビジネス以外には存在しないのではないでしょうか。

あなたは他のネットビジネスで(プロトレイダーなど特殊な能力のものを除いて)、
個人でできる範囲のもので、1年で億単位の収益になるビジネスについて何か思い当たるものがありますか?

だからこそ、ここが終着点なんだと気づいた人からこの場に行き着くわけですけど・・・
それを可能にしているのは、場としての「歪さ」が際立っているからに他なりません。

普通に考えて、プロ野球の有名選手でもなければプロゴルファーの賞金王でもなく、
はたまた超人気タレントでもないごく普通の人が、
たわいなく大金の行き来する場の真ん中に立てる可能性があるのです。

何か変・・・
と感じたあなたは、実は世の中の常識に敏感で正常な感覚をお持ちです。

ただ変かもしれないが、現実として成り立っているのが事実です。
あくまで今は・・・という条件付きですが。。。

さきほどのインダストリー4.0の話ですけど、こういった大きな波とともに、
時代は常にあるべき姿に近づいていき、収斂されるものです。

あるべき姿というのは、これからも資本主義の続く日本においても
情報に対する適正な価格が様々な需給バランスのうえに
いずれ落ち着く場に定まってくるということです。

そして・・・

だからこそ、
この歪んだコンテンツビジネスの状況がいつ激変するかわからない今のうちに
他のネットビジネスと比較して圧倒的に大きな収益性が見込め
同時に脳からアウトプット化するだけでOKで、
特別に抜きんでた才能も特に必要ではなく、
コツと要領さえ掴めればアホでない限り可能であるという不思議な世界・・・
しかも世の中で人が最も価値を感じてくれるコンテンツを提供するビジネス・・・
これやらない手はないでしょ?
・・・ということになります。

で、今や古いあの流行語の登場です。

いつやるの?

「・・です!」

コンテンツモンスター

ということで、この長い物語に最後までお付き合い
いただきありがとうございました!