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モヤ~っとしたOpenAIのお家騒動から世界初の不思議な企業統治を図解してみた

2023年11月17日から11月21日までの4日間で、
ChatGPTを提供するOpenAIのサム・アルトマン(Sam Altman)を主人公に
解任劇そして復帰劇と目まぐるしい動きがありました。

世界には今、ChatGPT以外にも多くのLLM(大規模言語モデル)が存在しますが、
やはりChatGPTが抜きんでていることを、日々AIシステム開発現場にいると
データ上からも明らかであることがわかります。
(この話は別途データ付きでご紹介予定です)

この4日間の出来事を逐次追っても、なおさら混迷の度合いが増すばかりですが
OpenAIという非営利団体、持株会社、営利団体という企業統治の視点で見ると、
そもそもの根本原因あたりが薄っすら見えてきます。

4日間の悲喜劇

2023年11月17日(現地時間)にOpenAIの取締役会(Board of directors)は、
当時CEOのサム・アルトマンを突然解任しました。

それを受けてほぼ同時に社長だったグレッグ・ブロックマン(Greg Brockman)も辞任。

その後、あれやこれやとバタバタが続きます。
ここではそれが本題ではないので省略します。

で、11月21日にはOpenAIは、アルトマンとブロックマンの復帰を発表しました。

・・・とさ。

と、なんじゃこりゃ?わけわからん!
と思いました。

この復帰ですが、むしろ凱旋と言って良いかもしれません。
今後、アルトマンは以前よりもっと力を得ていく気がします。

なにしろ、Microsoftのサティア・ナデラ(CEO兼会長)がアルトマンを激押ししています。
まぁそういう話だと思っていただいて、OpenAIって本当に変わってる組織だと
今更ながらに調べたのがこの記事の要旨になります。

OpenAIに非営利と営利と混在してるワケ

ChatGPTをリリースしているのは、「OpenAI,Inc」といって非営利団体です。
2015年にサム・アルトマン(Sam Altman)やイーロン・マスク(Elon Musk)、
さらに当時最もAIで進んでいたGoogleから引っ張り込んだ天才的なAIエンジニアである
イリヤ・サツキヴァー(Ilya Sutskever)を迎えて設立されました。

ミッションは;
全人類に利益をもたらす汎用人工知能
(AGI:Artificial General Intelligence)
を作ることです。

このために一営利団体に独占させないために非営利団体としてスタートしたのです。

ところがクラウドコンピューティングにかかる費用、主にはAIに重要な部品である
GPU(Graphics Processing Unit)の高騰とあって、非営利団体のままでは
難しいよね、となり営利団体となる「OpenAI Global LCC」を設立したのです。

これが2019年でイーロン・マスクは、このタイミングで離れてしまいます。

OpenAIという非営利と営利が混在する世界初の企業モデル

先に結論を書きましょう。

一部意識的に、はしょっている箇所がありますが
「OpenAIとは何者なのか?」を理解するうえではこれで十分かなと考えた
チャートをご紹介します。

このチャートは、OpenAIの企業統治モデルを図解しています。
結構複雑な、見方によっては「歪な」モデルかもしれません。

なぜなら、非営利団体と営利団体という相反する目的を持った団体
ひとつの取締役会の下でコントロールされているのです。

違和感を感じておかしくありません。

このチャートを作っていて思ったことは、純粋にAGIを全人類のために目指す動きと
AI事業というビジネス拡大を目指す動きの衝突があったのではないか?
ということです。

さてこのチャートですが、私の無料コンテンツである
『モヤモヤ言語化術~これだけで「モヤ~」が価値あるアイデアに化ける』
補足版=KENBOの実例版として、
「モヤ~」とした”OpenAI”の組織運営を人に伝えるチャート
と題してご提供することにしました。

このチャートは最終アウトプットの例であり、それより重要なことは
『モヤ~』から手書きでメモを起こし、何を調べてここに至ったかという点です。

その話を以下の無料コンテンツをダウンロードされた方へ詳しく説明した
追加コンテンツとしてご提供いたします。

また本記事公開前にこの無料コンテンツを請求された方へは個別に配布済です。

モヤモヤ言語化術~これだけで「モヤ~」が価値あるアイデアへ|無料コンテンツのメルぞう
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はじめまして、KENBOと申します。 このコンテンツは、ネット上でのビジネスに限らず汎用性の高いどんな仕事でも通じる次のような考え方と技術をPDF35ページにてご紹介しています。 ・頭の中にある『モヤ ...

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