CONTENTS 坂田智康

ネットビジネスの終着点はコンテンツビジネスであるという現実を直視する

2014年10月11日

コンテンツビジネス

ネットビジネスという表現は枠組みが大きく、アフィリエイトもそうですし、ドロップシッピングもそうですし、アドセンスもそうですし、電子出版もそうですし、セミナーもそうですし・・・といろいろです。

ただ、この表現のほうが意味合いを掴んでもらうにはわかりやすいと思ってあえて
”ネットビジネス”と枠を広げて書いてみました。

で、あなたもその土俵で戦っているひとりであるに違いありません。
その土俵で現実に稼いでいるかどうかは別にして。

で、付け加えますと・・・
その土俵で「稼いでいる人」が100人いたら100人とも、コンテンツビジネスが終着点であることを知っています。

コンテンツビジネスってなに?

コンテンツとは平たく言うと「情報」のことになります。
人はその情報の中身に関心を持ち、購入します。

インフォ系でいう情報商材だけではありません。

雑誌、書籍、DVD、CDといった媒体で提供される中身もそうですし、
ネット配信される音楽、YouTube、そしてブログやHPなどもコンテンツと言えます。

コンテンツビジネスとは、そのコンテンツを販売するビジネスのことです。
買う側ではなく、売る側からの視点です。

ネットを活用したコンテンツビジネスは、教育ビジネスと呼ばれることもあります。

つまり誰かに有益な情報を教えることによって、その対価としてお金を払ってもらうという意味です。

セミナーなんかは最もイメージしやすいと思います。

コンテンツビジネスと他のビジネスとの違い

インフォプレナー(コンテンツ販売者やセミナー講師含む)は、
「情報」(=コンテンツ)こそが最も高く売れることを知っています。

言い方を変えると、人はこの世でコンテンツにこそ最もお金を使うことを知っています。

私たちの日々の生活を考えてみると、こんなことは当たり前とすぐに気づくはずです。

雑誌や書籍なんかも、紙という素材が欲しいのではなく、そこに書かれている載っている情報が欲しいわけです。

モノ以上に情報に価値を置くのが人の常である、ということと
この国では情報についての物価が異常に高いという性質があります。

数十万円もする高額な情報商材やセミナー、塾といったものが乱立していてもそれをさほど不思議とは思わないのが特徴です。

情報というものは、その価値を知っている人と、知らない人とでは価値観がまるで異なります。

カメラやオーディオ機器なんかがオープン価格で売り出されていることとは、また次元の異なる価格帯で販売されるのがコンテンツ商品の特徴とも言えます。

ブログやネットショップなどサイト中心にモノを販売することを、今ここで振り返ってみます。

一例として、ドロップシッピングを採りあげてみましょう。

ドロップシッピングはネットで副業を謳う典型的な、ECモデルのひとつで2006年頃から始まりました。

ショップオーナー(誰でもその場でなれる)として、サイトを作りそこで普通に商品を販売し報酬を得る仕組み

これに特化してショップサイトを量産してそこで稼ぐというのが、ほとんどの人が普通に連想することです。

楽天アフィリエイトやAmazonアフィリエイトに比べても報酬率が高く、ネット初心者はかなりの確率でここに目を向けます。

ただ、これだけで充分報酬面でも安定し、他には何も不要という方がどれほどいるでしょうか?

誰もがコンテンツビジネスに行き着く

2000年代後半にかけて、サイトアフィリやドロップシッピングなどの物販などで稼いだ人で、今も同じことを続けている人は誰もいないと言っても間違いではないでしょう。

稼いだ人、というのはそのビジネスでの本質を何がしか掴んだという意味で金額の大小ではありません。

ではなにをしているのか?

というと、ことごとくコンテンツビジネスに移行しています。

セミナー講師、書籍出版、情報商材の販売(インフォプレナーでありアフィリエイターでもありといった掛け持ちが多い)、コンサルティング・・・

これらはすべてコンテンツを販売していることと同義です。

講師やコンサルも、売り物は知識・ノウハウといった情報となります。

こういった例は枚挙にいとまがありません。

例えば、2007~2008年頃を中心にガラケーサイトでのアフィリエイトを主たる事業としていた人たちの一部は、今はスマホ系になりましたが古くからのサイトアフィリエイトノウハウをネット参入『超初心者向け』に教えるコンテンツビジネスが中心になっています。

初心者を卒業する段階になると通じなくなります。
従って常に新人(初心者)を募る宣伝を繰り返すことでモデルが回っています。

インフォ系(稼ぐ系)のセミナー講師や情報商材販売者は、最初はアフィリエイターから始まってインフォプレナーになるというパターンが多いですが、特典を売る(無料であっても)あるいはASP経由の販売であってもコンテンツビジネスそのものです。

利益を最大化するためには、販売者側で活動することが最善であることを最初から知っています。

大きくインフォ系(情報商材販売やセミナー)で売り上げた資金をもとに、PPCなどの広告を使い(1案件で数百万規模)、それ以上の報酬額を得て差分を利ザヤとするということを並行してやっている人もいます。
もちろん、これもありなのですが、一個人事業主で行うにはハードル高いですね。

ドロップシッピングで競争がまだ少ない時代に実力をつけ、その後セミナー講師になったり、本を出版して活動している方もいます。
これも単に販売サイトを作るだけでは完全に無意味であるため、集客方法などを教えることになります。

ただ、こういった物販系は案件がそのときの消費者のニーズに合うこと、Googleの機嫌をいかにとるかに終始すること、案件が無くなったら別のものを探さないとならないこと・・・など『作業』だけに追われる日々が続いて安定的なビジネスにはなりにくいと言えます。
つまり、あなたがサイドビジネスで始めたとしても、副業成功には決してなりえないパターンのひとつなのですね、これも。
なるとしたら、教える側であるコンテンツビジネス(講師など)にしか可能性が薄いわけです。

こういったことはごく普通の流れであり、ここで重要な事実に気づくことができます。

つまり・・・

普通にサイトアフィリエイトやドロップシッピング含めて、誰もが普通に手掛けそうなものでは実は本当の意味でさほど稼げないということです。

この意味は、稼げても単発的であり、個人事業主レベルで副業でチマチマやるという範囲でそうだということです。

前述した彼らはすべて今はプレイヤー側、仕掛ける側に立っていて、仕掛けられた側ではビジネスにならないことを例外なく知っています。

実は、私もそう確信しています。

なぜかお分かりでしょうか?

先ほどもご説明したように、普通の人が最もお金をかけているものがモノではなく、情報だということが理解できれば、それをやるしかありません。

あなたが今、何であれコンテンツビジネス以外のことをやっていたとして、いずれ向かう先は決まっています。

これがコンテンツビジネスであり、後はコンテンツを流すチャネルであるメルマガがあればビジネスは成り立つことがすぐにお分かりになるかと。

コンテンツとメルマガの関係は、あらためて詳しく別の機会にご紹介したいと思います。