メルマガモンスターズ～「信用」と「信頼」の違いを考える

この記事は私の新商品「メルマガモンスターズ」について
いただいたご意見・コメントで共有できそうなものをまとめております。

リリース直後にご購入後、さっそくアフィリエイト準備を
始めたというYさん（主婦）の鋭いご質問から。

メルマガモンスターズでは、
『ファンベース型コミュニティ』という概念を
重視したメルマガ設計の方法をお伝えしております。

Yさんのご質問はこれに関連するもので、

「ファンベースコミュニティの話で、あらためて人との
信用や信頼について考え始めるきっかけができました。

ところでふと頭にひらめいたこの二つの言葉ですが
私は普段あまり気にしてはいませんが
KENBOさんは使い分けていらっしゃいますか？」

というものです。

このご質問は、実は非常に奥が深いです。

答は・・・『YES』です。

メルマガモンスターズの販売ページでも
信頼という言葉を多用し、信用はほんのわずかしか使っていません。

これは販売ページにおける
私の隠しメッセージのひとつになります。

何重にもというと大げさですけど
販売ページにはご自身がどういったステージに
あるかによって読み取れる内容が違っているのを承知で
あえて謎解きのようにメッセージを込めて作成しました。

実は意図して言葉を使い分けております。

では説明します。

まず『信用』から。

例えば会社間の普通の取引を思い浮かべてください。
この取引は何によって成り立っているのか？ということ。

そこにあるものは、企業活動の長さ、
資本金、売上実績、社員数、上場か非上場かとか
反社会的勢力とは無関係なきちんとした会社かとか
そういう取引の前提になるものが両者の理解にあって
そして通常は何等かの「契約書」をもとに取引します。

契約書がない場合でも、見積書を出して
注文書をもらってそれで売買成立します。
（因みに見積書も注文書も契約書の一種です）

はい、それでこの取引なんですが
これは信頼でしょうか？
それとも信用でしょうか？

その答は・・・・

「信用」です。

信用の担保は契約書や与信調査なりで、
これならお金払っても大丈夫だ、
という関係を作るのが信用。

一方で、「信頼」というのは
相手の人間性、人格、考え方、行動、態度、言葉遣い
そういったものから醸成されるものです。

「信用」は契約書一本で済むのである意味
一瞬で作ることが可能ですが
「信頼」はこれとは違って双方で理解しあうまでに
いくつかプロセスなり時間をかけて出来上がる・・・
のが普通ですよね？

つまり、取引においては「信用」を
形成できるなにか＝契約書なりが必要でこれに従って、
提供する何かとお金が交換されるものです。

言い方変えると、なにか固有案件の約束事について
それを果たすべきとき、守ってもらうときに
「信用」という言葉をよく使います。

信用取引という言い方はあっても
信頼取引といは言いません。

ところがメルマガモンスターズに限らず
メルマガの世界では、こういった契約書は存在しません。

その世界で何かを約束して、それを果たそうとする活動は
「信頼」がベースであり、何かに拘束されているわけではありません。

もうちょっと言うと信頼関係というのは、
幅が広い概念でしてこれが徐々に出来上がってくると
個々の案件についても、
「じゃぁ、あんたを信用するね」
という関係に繋がっていきます。

逆に個々の案件での約束事をひとつひとつ
果たしていくことで、個々についての信用が
やがて信頼関係に広がるという感じです。

話がややこしくなって申し訳ございません。

言いたいことは、ファンベース型コミュニティでは
「信頼」の醸成を大切にします。

メルマガアフィリエイトで他の誰かではなく
他ならぬあなた自身を（優先的に）選んで買ってもらうためには
それが欠かせないと思うからです。

そのためには、果たすべきこと、約束したことを
"契約書なし"で地道に実行することによって
「小さな信用」を積み上げていくことが大切だということです。

企業間取引では、必ず契約書か相当する
見積書、注文書があって初めて成り立ちますが
メルマガアフィリエイトではそんなものはありません。

無いけれども、あるかのように
着実にやるべきこと、約束したことを果たす、
ここだけが企業間取引と違いがあり
そこを補完する努力がどうしても欠かせません。

メルマガのアフィリエイトで
こういった話は聞かれたことないかもしれませんが
ネット空間のやりとりだからこそ私は常に重視しております。