「共感」を呼ぶから心が奮い立つ
この記事は以下のページでもご紹介している『コーチング』を主題にしています。
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あなたの気づきと飛躍を爆上げする「コーチング」をタダ同然で吸収する方法 - インフォレビュー(INFOREVIEW)
『0からコーチングを理解しビジネスに活用する方法』の限定期間公開に伴うレビュー記事
www.ifrv.net
コーチングは、サポートやティーチングと違い、
教える、アドバイスする、指示するのではなくあくまで
相手の自発的な行動を促すという点がポイントです。
自発的な行動を促す、その原点にあるもっとも力強い要素はなにか?
それは、深い『共感』ではないかと思っています。
その共感で心を揺さぶられるからこそ、
自らの心を奮い立たせ、力強い決意で行動に移せる、
そういうものだと理解しています。
ネットでもリアルでもいつもそういうことを
思い浮かべるわけですが、この点では私自身も一生、
修行の途上のままで終わると確信しております。
そういうものだと半ばあきらめつつ、
どうやったら人の心に届くだろうかと
日々、修行僧の身と自覚しています。
頭で納得すること以上に、心の琴線に触れる働きかけ。
そのためには自分の中にあるものを、外に出す、発信する。
言葉はどんなに下手でも真実を伝える気持ちが大切。
人の心を奮い立たせる話には発信者の魂がこもる
人が本来もっている『良心』に自然と働きかけ
人の心を奮い立たせたとても印象に残るニュースを知りました。
これも形こそ変えた『コーチング』だなぁ・・・と思ったのですが
そのニュースとはこんな話です。
読売新聞オンラインに載っていたものです。
5歳で母親を亡くし、松山市のファミリーホームで暮らす
高校3年生の梨菜さん(18)の元に、
今年の18歳の誕生日にも「天国のお母さん」から手紙が届いた。
こういう書き出しで始まります。
梨菜さんのお母さんは34歳の若さにて子宮頸がんで亡くなったということです。
亡くなる前に、後見人弁護士へ娘が二十歳になるまで
毎年誕生日に届けるよう15通の手紙を預けたということです。
梨菜さんは「かわいそうと思われたくない」と、
これまで自身の境遇を友達にも語らなかったそうです。
しかし。。。
「優しいお母さんのことを知ってほしい」と
思い切って取材記者に打ち明けたのだということです。
その後、 梨菜さん のお話は読売新聞の記事に掲載されました。
すると。。。
同級生が
「何も知らなかった。いつも笑顔の梨菜を尊敬する」
と泣いてくれた。
そして、ホームや弁護士の元にも
「力になりたい」
「私も前向きに生きようと思えた」
など全国から多くのメッセージが寄せられた。
とのことでした。
あなたはどう受け止めましたか?
私はこの短い新聞記事を読み終わったとき、
心がとても温かいもので満たされ、優しい気持ちになれました。
私は、この小さな物語には、いくつもの心に響く
情報が潜んでいると感じました。
人は人との関係性の中で生きていることを再発見
私の心に響いたいくつもの要素を書き出してみました。
- お母さんの梨菜さんへの愛
- 梨菜さんのお母さんへの思慕、感謝と愛
- 公開に踏み切った梨菜さんの決断
- 取材にあたった記者の真心、信念
- 公開により友達へ、或いは見知らぬ多くの人々への衝撃と共感
梨菜さんのお母さんは、病室でどんな思いで手紙をしたためたのでしょう。
そこには未来に見ることも、抱きしめることも叶わない我が子への、
切々とした愛情を力にして筆をとられたに違いありません。
そのことを想像するだけで目頭が熱くなるのは私だけでしょうか。
ただ、この中で私が最も重要だと考えているのは;
公開に踏み切った梨菜さんの決断
です。
この決断と行動が無ければ、おそらく梨菜さん個人の
胸の中にひっそりと思い出が残るだけだったでしょう。
それでもいいじゃないかというご意見もあると思います。
ただ、やはり私たちはリアルでもネットでも
人との関係性の中で生きているのだと痛感します。
梨菜さんが公開に踏み切ったことで、そのことを知った大勢の人々が
癒され、泣き、また力を得たに違いありません。
梨菜さん自身もまた、きっとお母さんのことを知ってもらったことで
心に抱えていた重しが軽くなったのだろうと思いたい。
そうだとすると、私たちがやはり最初に努力すべきことは、
閉じ込めず、伝えることだとつくづく実感する次第です。
コーチングの出発点もそこにあります。
伝えないと何も始まりません。
コーチングは伝える技術だけではなく、その前に
相手の話をしっかり聴く技術、理解する技術であり、
そして共感をもとに自発的な行動を促す技術です。
だからこそ理解し、学ぶ価値があると考えています。
リアル店舗やネット上でも『サポート』を考えるときに
もう一歩踏み込んで『共感』を得るためのスキルがコーチング、
と考えたら分かりやすいかも。
よく聞く言葉で『ラポール』という信頼関係もここから始まります。
以下のページは、2021年12月21日(火曜)までの限定公開です。
本ページでご案内したキャンペーンは終了しました。(2022.12.22)
次回未定ながらアナウンスをお待ちください。
ここでご紹介した読売新聞の記事はこちらです。
18歳になった梨菜さんと、18歳の誕生日に届いた手紙の写真も掲載されています。
この手紙を見たときは、なんだか圧倒されて息が止まり、涙腺やばかったです。