なぜ足すのか?

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なぜできないものに足すのか?~ネットビジネスの『真実を知る話2』

2017年1月28日

この記事はは、前の回(ネットビジネスの『真実を知る話1』)の続きとなります。
なんというか、是非とも理解いただきたい核心部分を連発してます。

で、今回何を話すのかというと・・・1個前の記事で書いた
"チャンス待ち志向"の人はひたすら
何が自分を稼がせてくれるだろうか?
という商品を求めます。

有象無象の商品のうち、特にカンタンに自動で稼げる的なものへの誘惑。
要するに、『儲け話』です。

これらの誘惑に乗っても何も得られない、むしろ損失が大きい
その根本にあるシンプルな理由をお話したいと思います。

まずはこちらの図をご覧ください。

この図は私が描いたものではなく、
実はネット上からちょっと拝借しております。

本当はいろいろと修正したい箇所もあるのですが、
伝えたいことの要点としては細かい点は除いても
とてもよく描かれてあるのでとりあえずそのまま使います。

あなたがやるべきと思い込んでいるもの

真ん中に『あなた』がいて、マインドマップのように
いろいろなものがくっついていますね。

よくよくつぶさにご覧になってください。

これなんだと思います?

これは、ネットマーケッターである『あなた』が
典型的なネットビジネスにおいて
”やらねばならない”リスト、いわばTO DO LISTです。

あるいは・・・
やらねばならないと吹き込まれ思い込んでいるリストです。

現時点のスキルや経験などによって、この図の見え方も
ずいぶん変わるだろうなぁと想像します。

私自身もネット参入時には、用語すらほとんど『???』でした。

今ご覧いただいているほとんどの方が、図を眺めて
項目個々の大きさや関係に違和感覚えるかもしれませんが
概ねそういえばそうかもね~っと納得いただけるのではないでしょうか。

なんでこんな単語があるんだろう?とわからないままでも今は構いません。

多少の違和感は横に置いて、だいたいこれくらいの項目を
随時関係もたせつつ、こなしていかないと
売上につながらない、利益がでない、何より継続できない、
という理解をしてくださればそれで構いません。
ネットに参入したばかりの方は、『ええー!!??』っと
思われるかもしれませんが、ほぼほぼこういった要素で
成り立っているのがネットビジネスというものです。

・・・というか、実際のところこの図もネットビジネスの
ある断面をえぐり取ったに過ぎませんが。

そこでど真ん中にいる『あなた』にお聞きしたいのですが・・・

これ、全部できますか?

全部やるとして、1日で平均的にできることを続けたとして
カバーするのにいったいどれくらい日時がかかると思いますか?

そこで『あなた』の目に留まった
"誰でもカンタンに自動で稼げる商品"である『儲け話』

その儲け話は、図中にあるどの要素をなくしてくれるでしょうか?

本当に楽にしてくれたものがかつて一度でも
手にしたあったでしょうか?

しっかり考えてみるとわかることですけど、
図中にあるどれかの項目を肩代わりして減らしてくれるのではなく
実は、新たなTO DO LISTをぶどうの房のごとく
塊のまま追加されてしまうのが関の山です。

私も初期の右も左もわからない頃は、
山のように買い漁っていたクチなので断言できますが
結局増えることはあっても一切減ることはありませんでした。

今、目の前にやるべきリストが山のようにあって
なんのことはない、そこに余計なリストが足されるだけなのですね。

そうすると何が問題かというと『時間』です。
その『時間』考察については、輪をかけて重要な部分であり

こちらは次の記事で述べさせてもらいたいと思います。

で、ここまでをまとめておきますと;

なんで手に余るほどのやるべきリストを抱えながら
さらに"儲け話"によって新たなやるべきリストを付け加えるのか?

ということなんですね。

本質的には減らすべきなんですよ、やることを。
でもどんどん増やして解決方法を探していることが
もう絶対不可能なことに挑戦しているようなものです。

俺は、300日くらいは不眠で生きられるぜ!!
と不毛な議論を仕掛けているようなことなのです。

それと、『儲け話』はただの儲け話に過ぎず
これはビジネスではありませんので知っておいてくださいね。

なお、さきほどの図にもう一度こだわってみますが
マーケッターである私たちにとって、この図においても
それだけは欠かせない、といった流れが存在します。

それはいくつかの項目がグループになって
ひとつの概念として言えるようなものでして

それは・・・

マーケティング

となります。

なぜこれかというと、売上に直結する要素でして
外に出せない、自分自身が主導してやるしかない部分だからです。
(詳しくは別の機会にお伝えしたいと思います。)

マーケティングは、ネット活動をしている人にとって
つまり私たち全員のことですが、最重要項目です。

アフィリエイターも販売者も転売やっている方も、
本を出版している方もあまねく、マーケッターです。

マーケティングとは、顧客を集め、収益を追求し
顧客を維持する活動であって、ビジネスそのものです。
(ビジネスの目的が、顧客を創造し、顧客を維持することだと
 定義したのは、かのピータードラッカーです。)

ネットビジネスに限ったことではなく、どのビジネスも
顧客中心に定義していくと何のためにそうするのかも
ことごとくスッキリ定義できます。

昨年末に、電子書籍マーケティング教材をご紹介しましたが
あれにはお勧めする深く強い理由がありました。

Kindleを作り販売することを現実に実行していただくだけでなく
この教材がマーケティングをテーマとして扱っていたからです。
あえて大声で言いませんでしたが、マーケッターとしての
必要な認識がプラスされることが格別に貴重だと思ったわけです。

マーケティングこそ、私たち全員が知識・経験を身に付けないとなりません。
今、マーケティングという言葉がまだ上滑りして聞こえるかもしれませんが
極論すると"ネットビジネスのすべて"と言い換えられるくらいの話なのです。

なお私に限りませんが、マーケティングの本質をしっかり
理解している人はすべていくつかの指標を数字で考えるはずです。

そこには商品という概念は薄いんですね。
商品はもちろん重要ですが、コロコロ変わる流動的なものです。
しかしマーケティングで押さえるべき数字を(3個とか4個です)
いつも意識しているだけで、その数字をベースにビジネスが設計できます。

・・・・本当に死ぬほど重要です。

また、数字で考える意識は戦略的な思考が欠かせません。

戦略性をもって考えない限り、何をしたらよいか意味を見いだせず
ボーっとした夢想に終始するものです。

ハッ!?

気がついたら話が横道にぶっ飛んでいました(^^;)
この真実を知る話シリーズでの次回は『時間』のことをお話します。

ということで横道に入った話にもお付き合いありがとうございました。