メディア 坂田智康

Amazon VS IBMの戦いから見えるこれからのネットビジネス

本日は、世の中の変遷、時代の変化に関連する

ニュースをもとに強く感じたことを

だらだらとお話します(笑)

昨日の敵が今日は友、或いはその逆という格言を

痛感した話でして、

今やこれまであまりケンカしなかった相手が主戦場に

躍り出て修羅場を繰り広げるということが

日常茶飯事の時代です。

ミッションインポシブルを制覇したのは

なんのことかというと、クラウドを舞台にして

IBMがAmazonをこき下ろす広告キャンペーンを

打っているというニュースが少し前ですが11月3日の

Wall Street Journal
に出ていました。

Amazon対IBM

この話、「副業でネットをやっているオレには関係ねぇ」

と思われたかもしれませんが、私にはこのニュース

これからの予兆というか、私たちの個人的なビジネスにも

まじかに起こってくる出来事と無関係ではないと感じました。

IBMという会社は、もともとはコンピュータ製品の

リーディングカンパニーとして歩み、今ではハードウェア

ではなくサービスを事業の中核にしています。

クラウドコンピューティングの世界をサービス分野として

おそらく現時点では最重要と位置付けているのではないかと

私は想像しております。

一方でAmazonですが、ただの本屋でないことも、ただの

ネットショップではないことも誰の目にも明らかです。

ネット上で商品を購入する人が求めるあらゆる要素を

ほぼ完璧な形で提供しています。

ロジスティクス(物流)ひとつとってもそうですね。

Amazonプライムなんかで購入すると、翌日には届きます。

そこらへんの本屋、ショップに出かけて、

欲しいものがなかったぁ、ガッカリということも

Amazonでは購入前にわかるため徒労もありません。

Amazonとは偉大なモノ売りの企業である、ということは

事実ですが、同時にクラウドの覇者を狙う立場にある、

ということを知る人はどれほどいるでしょうか。

すなわち、IBMにとってアマゾンは強力なライバルなわけです。

逆もまた然りです。

で、このたびCIA(Central Intelligence Agency)の6億ドル商談に

IBMはアマゾンに負けてしまって、反撃に出たというのが

ウォールストリートジャーナル記事の主旨となります。

原文はこちらです(↓)

http://blogs.wsj.com/digits/2013/11/03/ibm-ad-campaign-attacks-amazon/

英語が面倒、或いはアレルギーの方は訳文を載せましたのでどうぞ(↓)

http://infobound.net/z/h0hsaty7syn3

作業系モデルの行く末

それで何を思ったかということですが・・・

ネットという世界で、ちょっと前までは当たり前と

思われたようなことが、どんどん変わっている事実に

気がつかないことほど恐ろしいものはない、ということです。

例えば身近なテーマで話をするなら・・・

SEOでサイトアフィリエイトというひとつの方法論が

あって、私は出発点がこれだったので例にしているわけですが

以前はパソコンとガラケーで、今はスマホで、が

一般的なアピール文句にもなっていることを

多くの方がご存知かと思います。

良い案件を良いタイミングで良い方法で紹介(アフィリエイト)

していくというものです。

しかし、私はこの概念、あるいはこういった考え方自体が

もはや古い、とてもサムイのではと感じております。

まったく使えないというわけでは決してありませんが、

今やこれで稼いでいる人は、それを実践するよりも

教えていく側のコンテンツ販売に軸足をシフトしていますし、

サイトアフィリで普通に潤っていられたのはもう

過去の話となっています。

今や、ネットのメディア化が加速していくなかで、

キャラ設定、自分の番組といった形の情報発信が

価値提供の意味でも今後ますます重視されていく

だろうと推察しています。

気づいている人は当たり前のように知っているというやつで、

実はSEOに全く頼らないモデルが徐々に浸透しつつあります。

つまり、人は何かを購入する際に検索エンジン頼みで

やってくる、ばかりではなくはじめから、

誰それさんだからその人から買う、という流れが

どんどんと増えていっているわけです。

これはキャラ設定がほとんど必要とされない

ただのサイトアフィリエイトではサイト独自の

価値を生み出すということがますます困難

になってくるということを意味しています。

普通に誰もがイメージするサイトアフィリエイト、

あるいはブログアフィリエイトといったものは

いわゆる「作業系」のモデルに過ぎません。

実は頭を使わず、パターンを追いかけているのみ

でしかないのです。

頭を使っていると主張されても、たかが知れている

わけです。同じようなことの繰り返しであるからには

結局は頭を使わない作業でしかないのです。

古いものだけに固執する人は、失速というか

最初からずっと沈んだままで浮き上がることさえ

かなわない厳しい時代であるということです。

かといって無条件に新しいモノを採りいれようと

いうわけではなく、なにが古くなって、何が

これから流行っていくのかという感性を磨いて

早く実践する人がおいしい思いをしていくだろう

とつくづく感じています。

頭を良くする以外の解はない

私はこういう時に、師匠(坂田智康)の言葉を

思い出すのですが、ネットという場で持続的に

稼いでいくために根っこにある考え方として;

「自分の頭をよくする以外にはない。」

というものです。

何か良い案件があったり、ツールがあったり・・・

したところで仮にそれで少々稼げたとして

一過性のものでしかない、と言いますか

自分以外の外部環境によって左右されてしまいます。

良い案件というものを自分で探し出す力が無い限り

誰かから紹介してもらうしかありません。

その紹介が止まった瞬間から先が見えてきません。

何か特定のもの(SNSとか)を対象にしたツール

の場合、そのツールをあてにする限り

その対象になるものが市場から失せた

瞬間にその先は見えてこなくなります。

外部から提供されたものに依存する限り、

先ほどの作業系もそうですが(手順を

繰り返しているだけなので)、それが

絶たれた瞬間から、目の前が真っ暗

という状況に陥るわけです。

ネットにおける唯一の稼ぎ方があるとしたら

自分の知識にない新たな知識を得て、

賢くなる以外にどのような方法があるでしょうか?

このことに気づくだけでも、新たな

地平線が見えてくる方もいらっしゃいます。

ということで長々、だらだら日記となりましたが

私のメルマガや教材ではいかにして

賢くなっていくかを一緒に発見していく

ことを実はモットーとしております。