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PinterestとNowThisからメディアの垂直統合化と最新のウェブトレンドを知ってコンテンツ戦略を考える【後編】

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約 7 分

インタレストグラフ

こちらの記事は以下の記事の続編となりますが、独立した記事として
もお読みいただけるようになっております。
PinterestとNowThisからメディアの垂直統合化と最新のウェブトレンドを知ってコンテンツ戦略を考える【前編】


コンテンツをもたないWEBサイトの衝撃~NowThis

NowThis
さて、メディアの垂直統合化に連なるもう一つの話題です。
新しい流れです。これ驚きました・・・

NowThis

いつか出るだろうと思っていたメディアです。

SNSの垂直統合化をしっかり読んで、その特性を徹底的に利用することで
自らの場所を位置付け、拡大していくことに特化したような考え方です。

NowThisのウェブページ(↑)ご覧になりましたか?

普通のウェブサイトと何か違って変だと思われませんでしたか?

グローバルメニューもないし、ABOUT USとか自社紹介もなければ
そもそも最も重要なはずの、そこに載せてあるべきコンテンツが見当たりません。

その代りに、異常に大きなSNSボタンがずらずらと並んでいます。

これどういう意味?・・・って思いませんでしたか?

普通、FacebookやTwitterを使う場合には、そこで何がしか
自分のサイトに来てもらうべく、案内記事を書きますよね。
とにかくこれまで世間一般の常識では、自社サイト、自分のサイトに
来てもらうという施策をひたすらやってきました。

来てもらったらそこにAdsense広告があったり、
アフィリエイト商品があったりという具合にです。

2000年代の中頃までは、いかにして検索してもらうかのために
エネルギーを使うのが主流でした。

FacebookやTwitterが出てきたのは2000年代の終わりころでして、
そのあたりから検索エンジン以外のSNS経由での流入が流行ってきたのは
多くの方が知るところそのものです。

つまり読者はどこにいるのかというと、SEOなどで苦労して集めた
自分のサイトや自社のサイトにずっといてくれるわけでもなんでもなく、
多くの場合別の場所にいてそれがFacebookやTwitter、
YouTube、インスタグラム、バイン、スナップチャットなんかにいるわけです。

つまり、人の集まってる場所はそこだということです。

そこに目をつけ、
「だったら自分のサイトって別にいらないじゃん!」

と考えたのがNowThisというわけです。

読者のいるところに自ら行く!というのを地でそのままやってるわけですね。

それぞれのSNSプラットフォームに自社のコンテンツが、
そのSNSの流儀に従い存在しアピールしています。

それぞれのSNSプラットフォームの流儀に則って、流れに逆らわず
最適化したコンテンツ配信をやっているわけでして
本体のウェブサイトにはリンク以外何もないという、
これから先のウェブのひとつのあり方を提示しているかのごとくです。

NowThisは自社のWEBサイト本体に来てもらうことをメインに考えて
いるわけではなく、読者のいるところにNowThisがいるよ~!
というモデルであって、自社のWEBサイトでのアクセスや
PV(ページビュー)が重要ではないわけです。

これって、PVを争う今の検索エンジン主体の考え方に明らかに
一石を投じていると私は考えています。
SNSでのシェア数のほうがはるかに意味を持つモデルでもありますね。


プラットフォームへ全面依存の危うさ


かといって、実は現段階では微妙な問題も隠されています。

NowThisの収益はどこから発生するのか?を考えてみると、
それは各SNSプラットフォーム上での広告収入となるはずです。

それはすなわち、各SNSの主にサービス仕様変化に依存する
ということを示しています。

例えば、もしインスタグラムのサービスが終了してしまえば
そこからの収入はなくなります。

プラットフォームには常に栄枯盛衰がついてまわります。

NowThisはそういった面でのリスク分散という意味でも
複数のSNSを同時に利用する形をとっていると思われます。


この話、最近わりと話題になっていたことですが
YouTubeでのAdsense広告収入が激減したとか
有名なYouTuberのアカウント停止(その後復活したようです)とか
・・・こういった話は、おそらくこれからもGoogle/YouTubeの
方針や判断次第で幾度となく出てくるでしょう。

Googleは、Adsense広告でクリックされたらいくらになるのかを
公開していませんし、実はアカウント別に(個人別に)、どのような
設定設定をしているのかも公開することはありません。
その理由を知ることもできませんが、知ったからといって
どうにかなるというものでもありません。

私の理解はシンプルなものでして、要するに
ひとつのプラットフォームに収益を全面依存することの危うさ
を知って動くことだなぁ~というものです。



読者のいるところへ行くことと読者のもとへ届けるということ


NowThisのようなメディアが将来にわたりどのような収益モデルを
作っていくのか興味深いところですが、NowThisのやっていることは
自ら読者のいるところへ行くというものです。

これは不特定多数ながらもインタレストグラフ(←前編参照)
で象徴されるような趣味・嗜好が似たような人々が集まっているところに
出かけてその場所で宣伝し、そして商品を販売していくという考え方。

私はこの考え方と別のアプローチもしっかり存在すると考えており
且つ自ら活用もしています。

そのアプローチとは、
「コンテンツを直接読者のもとへ届ける」
という考え方であり、つまり読者の玄関先にまで荷物(コンテンツ)を
宅配便のごとく届けるというものです。

このアプローチに代表されるものがメルマガです。

ただ私が知る限り多くのメルマガでは、宅配便というよりも
リストに対してばらまくといった姿勢のほうをより強く感じています。

リスト 一斉配信
広場に知り合いかどうかはともかくできるだけ多くの人を集めて、
一斉にそこにコンテンツ(もしくはそのためのエサ)をばらまき
さぁ欲しい人は買ってくれというアプローチです。

ただし集めた人とのエンゲージメント(信頼関係)に乏しい関係のなかで
そうすることはある意味殺伐としたものであり、
確率論だけでモノを考えていく世界ともいうことができます。

私の、Nebula(ネビュラ)というメルマガシステムでは
読者のいるところへ出かけていってリストを集めるという概念に
留まらず、その先の読者とのエンゲージメント確立を重視し
宅配便のように個々人の玄関先までご挨拶に行くといったような
関係作りのスキームをお伝えしています。


よく、メルマガでリストを集めるにはブログ作らないとダメですよね?
と聞かれることが多いのですが、ブログ作りは決して優先でも
なんでもないと私は経験的にも確信しています。

ブログありきではなく、読者がいるところはどこか、そして
読者のもとへ届けるにはどうしたらよいかを考えた上で
必要と思うならブログを作ってみたらというスタンスです。

そもそもブログという形態がいつまでも永続的にネット上で
生きていられるのか?ということさえ疑問です。

それでも私はそう認識したうえで、この記事もアップしてますけど(笑)

NowThisが示唆するアイデアは、読者がいるところへ出かけることの
意味を考えさせてくれるものです。

あなたがブログ、メルマガ、Facebook、Twitter、YouTube、LINEほか
さまざまなSNSやプラットフォーム、そしてツールなんかを
アフィリエイターとして活用されているならば
それはあなたにとってどういう意味をもっているでしょうか?

そしてそれはネット上で今後どういう位置付けになるでしょうか?
そのあたりにじっくり思いを巡らせると、これからの行動のヒントになるかもです。


ここまで【前編】と合わせ長々とお読みいただきありがとうございました!

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